2011年6月30日
【大阪府】夏休みに取り組むこと(センター試験対策)~世界史B編~
前回のセンター試験対策~日本史B編~に続きまして、今回はセンター試験対策~世界史B編~をお送りします。
日本史同様、世界史もAとBがあります。Aは近現代史以降の内容、Bは古代史~現代史まで幅広く取り扱っているということも、日本史とほぼ同じです。
Aは実業系高校(商業、工業、農業など)や普通科でも就職主体の高校で履修されることが多いので、大学入試用は一般的に世界史Bが取り扱われています。また、大学側からセンター試験は世界史Bを指定することも多いようです。
では、センター試験の世界史Bを分析してみましょう。
【世界史B】
試験時間:60分
配点:100点
問題構成:テーマ史4題
問題分量:標準的
難易度:標準的
≪センター試験(世界史B)の傾向と対策≫
★傾向★
出題内容は、地域や時代を横断した「テーマ史」が基本。出題形式では、正誤問題が中心で、この形式に習熟することがカギとなります。教科書レベルの出題ですが、単純な暗記学習では答えられない問題が多く、複数の知識を総合して初めて答えが出る問題が大半となります。地図や図版を使った問題は必出で、地理的知識を必要とする問題も少なくありません。
★対策★
教科書で学習するのが基本です。「テーマ史」の形で様々な地域や時代の歴史的事象が出題されるので、過去問演習によって教科書の知識をテーマ史に合ったものに編み直していく必要があります。その際、国・地域別の歴史の流れ(タテ軸)と、同じ時代の他の国・地域の様子(ヨコ軸)の二次元で世界史をとらえるようにすると、大きな視野の中で歴史的事象を位置づけることができます。正誤問題が中心なので、問題文・設問文・選択肢のポイントとなる箇所に着目して、総合的に正誤を判断する練習が必要となります。
次回は地理Bです。お楽しみに!