教育プランナーブログ

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今回は大阪府の内部進学のポイントをお話させて頂きます。

内部進学と一口に言っても、

附属小学校から附属中学校へ、

附属中学校から附属高校(または併設の高校)へ

附属高校から大学への3パターンがあります。

今回はこの3パターンに分けてお話します。

 

①小学校から中学校

余程の事が無い限り、100%進学できます。

 

②中学校から高校へ

高校入学時に、外部受験生と内部進学生を別クラスにする学校と、一緒のクラスにする学校とがあります。前者に関しては、高校受験組と中学受験組でクラスが分かれていますので、高校受験組にとっては、授業についていきやすいという特徴があります。どちらのタイプも「中高一貫教育」のニーズが高まるなか、ほぼ100%の内部進学率となっています。

 

③大学附属高校から大学へ

このパターンにはさらに大きく4つのパターンがあります。

 

Ⅰ:高校(高等部)卒業生全員が、そのまま系列の大学へ進学し学部選択も自由に選べるタイプ

3年生2学期期末(または後期中間考査)を、「大学入試検定試験」と名付けているものの、

追試を設けるなど外部からの受験生と比較して進学面で有利に設定されています。

 

Ⅱ:一定の成績保持者は内部進学、その他は外部への推薦となるタイプ

「一定の成績の者」とは点数でなく、総合点の順位によるものが多いですが、

内部進学のための偏った学習をしていると、大学入学後に苦労する人が多いです。

そのため、どの科目も手を抜くことなく学習することをお勧めします。

その他の学生も、系列大学ではない大学に、指定校推薦枠で外部進学します。

 

Ⅲ:成績上位者から学部が選べるタイプ

最も多いパターンがこのタイプです。成績上位者から希望の学部を選んでいきますので、

上位者にとってはⅠと同様ですが、そうでない人にとっては希望に沿わない学部への進学を

余儀なくされることもあります。稀に理系科目を履修してないにも関わらず、理系学部へ進学してしまう

パターンもありますので注意が必要です。その逆のミスマッチもあります。

 

Ⅳ:附属高校生を対象に一斉テストを行い、一定の成績以上の者を希望の学部へ入れる

成績が満たない者に対しては、高校が推薦権を持っている他大学に推薦されます。

例えば、関西大学第一高等学校の場合は、全員が関西大学へ進学出来ますが、

エスカレーターから降りて他大学を受験する者も少なからず毎年います。1学年450名中、430名以上が

関西大学へ進学しますが、阪大、神大、早慶、同志社へ進学する者も毎年若干名います。

大学附属校の魅力は内部進学ですが、このようにより高いレベルの大学にチャレンジする人もいます。

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