2015年2月28日
大阪府 公立高校後期入試に向けて
大阪府の皆さん、こんにちは!
家庭教師のトライです。
中学3年生の皆さんは公立高校後期入試まで1ヶ月をきりました。
ここで再度、大阪府の公立高校の入試問題の出題傾向を見直してみましょう。
【国語】
例年、大問1・3は随筆文、大問2は古文、大問4では漢字で構成されています。
国語で最もポイントとなるのは大問5の作文です。
あるキーワードから思い浮かべられる事について300字程度で文章を書くことを求められます。
何の準備もしないまま当日に臨むことは非常に不安だと思うので
「どんなキーワードが出題されても自分はこのネタで行く!(例えば友達ネタ、部活ネタなど)」
と事前に決めておきましょう。
またそのネタに、プラスの話題とマイナスの話題の両方を用意しておくと当日の焦りも軽減できます。文
章を書くときのポイントとして作文の前半には事実を、後半には自分の意見、感想を述べるようにしてください。
【数学】
大問1と大問3はA・B選択問題。A・B共に大問1は小問集合、大問3は相似の証明など平面図形の問題、
大問2と4は共通問題となっています。
大問2は二次関数、大問4は図形で構成されています。
数学で必要なのは問題を処理するスピードと正確さです。
またどの問題を捨てて、どの問題を必ず完答させるかの判断も非常に重要なポイントとなっています。
自分の志望校のレベルを考え、解かないといけない問題を瞬時に判断できるようにしましょう。
【理科】
生物、地学、物理、化学の範囲から1題ずつ出題されます。
理解の各単元の中で「苦手!」の声が非常に多い物理範囲(電流や圧力)は
みんなが苦手としています。「物理がまだいまいち理解できないから…」と不安になって
今から集中的に勉強する必要はありません。残り1ヶ月をきった今からすることは
苦手単元の強化ではなく、得意単元の強化です。
得点源となる生物や地学で暗記漏れは起きていませんか?
この2つの単元はしっかり暗記さえすれば確実に点数をとることが出来ます。
再度復習を行い、当日に漢字間違いなどのケアレスミスが起こらないようにしましょう。
【社会】
地理、歴史、公民の範囲から1題ずつ出題されます。
歴史に関して大阪府の公立高校入試の特徴としては、大阪という土地柄の影響もあり
古墳時代~第二次世界大戦終了、日本の国連復帰までと非常に幅広い範囲から出題されます。
(私立高校入試の場合だと戦国時代~第二次世界大戦終了までが一般的)
覚えなければいけない範囲は広いですが問題の傾向として基本的な用語記述が多くなっているので、
教科書内容を理解していれば特に問題はありません。
範囲の広さに臆することなく、必ず覚えなければいけない用語を再度見直しておきましょう。
【英語】
大問1Aは語彙、文法、長文読解。大問2A・1Bは長文読解で英作文も課されました。
大問3A・2Bは与えられたテーマでについて30語程度で書く英作文、
大問3Bはスピーチ文読解で構成されています。
公立高校入試では必ず英作文が出題されます。
英作文は決して難しい文法や英単語を使わなくても構いません。
自分が自信をもって書ける英単語と英文法を用いて簡潔にわかりやすい文章をつくるよう心掛けましょう。
長い英単語や難易度の高い英文法は自分でミスを招く恐れがあります。
確実なものを書き、少しでも加点できるよう注力しましょう。
最後の最後まで諦めずに受験勉強に取り組み、
皆さんにとって悔いのない高校受験に出来る事を心より願っています。