教育プランナーブログ

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2011年11月

今回は清風南海中の入試分析をお話させていただきます。

 

≪算数≫

A日程

年度 問1 問2 問3 問4 問5
19 小数・分数の四則混合 小数・分数の四則混合 未知数を求める計算 約数 仕事算 相当算 面積比 水の深さ   旅人算 規則性
20 小数・分数の四則混合 小数・分数の四則混合 未知数を求める計算 計算の工夫 差集算 規則性 立体の面積・表面積   集合算 図形の拡大と縮小 仕事算
21 小数・分数の四則混合 小数・分数の四則混合 未知数を求める計算 分数の性質 曜日と日付 平均算 面積 立体の体積・表面積   旅人算 立体の体積・表面積 規則性
22 小数・分数の四則混合 小数・分数の四則混合 未知数を求める計算 規則的に並ぶ数(循環小数) 仕事算 場合の数 面積比 面積比 回転体 水の
深さ
立体の切断面 速さ
B日程                      
年度 問1 問2 問3 問4 問5 問6
19 小数・分数の四則混合 計算

工夫
未知数を求める計算 規則性 損益算 つるかめ算 面積 立方体を積んだ形 旅人算 場合の数 条件を考える問題 立体の切断面
20 小数・分数の四則混合 小数の四則混合 未知数を求める計算 場合の数 濃度 整数の
性質
面積 立体の体積・表面積 旅人算 平面
図形
つるかめ算 図形の拡大と縮小
21 分数の四則混合 小数・分数の四則混合 未知数を求める計算 商とあまり 当選に関する問題 展開図 面積 回転体 速さ 規則性 売買算 面積
22 小数・分数の四則混合 小数・分数の四則混合 未知数を求める計算 整数の性質 過不足算 速さ 面積比 角錐 速さ 図形の拡大と縮小 約束
記号
規則性

 

◎出題形式と注意

問題用紙は小冊子になっていて解答用紙は別紙。計算余白は十分あります。

 

◎数と計算

そのまま解く計算問題及び、当てはまる未知数を記載する問題の両方が出ます。またこの学校の問題の特色として、最大公約数、最小公倍数がよく出されます。数の性質を覚えていないと解けない問題もあるので要注意です。

 

◎文章題

基本的な文章題はあまり見られず、どの問題も応用力が試される問題です。過去問演習を行っておきましょう。

 

◎図形

複合図の体積と面積、複合図形の移動、回転体の体積と表面積など、面積と体積に関する問題の種類は特に多いです。さらに展開図の出題もあり、図形問題の出来が合否を左右するといっても過言ではありません。図形問題には数多く当たっておきましょう。

 

◎全体的に

問題量、難易度から考えると、充分な時間とは言えません。図形問題だけの参考書や問題集を1冊、清風南海中学受験のためだけに使用するくらいの対策が必要です。

 

 

≪国語≫

年度 問1 問2 問3
19 物語 論説 随筆
20 物語 随筆 論説
21 説明文 物語 論説
       

◎長文

物語文は難解ではないですが、かなり深い読みが要求されます。また、自分の言葉でまとめなければならない記述式の設問があるので、その練習もしておきたいところです。良い練習方法としてお勧めなのが、出題頻度の高い文章を自分の言葉で書き換える練習をしておくことです。

 

◎漢字

四字熟語の穴埋めも出来るようにしましょう。日常的に使われない難解な漢字に関しても、読み書き出来るようにしておくのが望ましいです。

 

◎文法

同じ字で違う用法の識別が出題されています。今までに、「も」「ない」を識別する問題が出ています。文法や語彙も基本的なところは身につけておきましょう。

 

◎長文に慣れる

清風南海中のみならず、他校の過去問も含めて長文を読むことで慣れておきましょう。2週間ほどやれば読む速さがかなり向上します。また長文だけでなく、記述式の問題も多いためかなりの時間が費やされます。解答で長文を書く練習も、過去問を活用して行いましょう。

 

 

≪社会≫

年度 問1 問2 問3 問4 問5 問6 問7 問8 問9 問10 問11
19 地理
産業・
貿易
歴史
古墳時代

鎌倉時代
歴史
外国からみた日本の歴史
地理歴史公民融合問題
近年の日本
公民
現代の
日本
           
20 地理
各国の
特色
公民
カタカナ
用語
地理
産業の
過程
地理
穀物生産
地理
工業
製品
歴史
日本の歴史と金属
歴史
女性史
歴史
写真からみる日本近代史
歴史
聖徳太子
地理公民
融合問題
自給率・災害・選挙
公民
環境問題
21 地理
各地の
農産物
地理
各都府県の特色
地理
各国の
特色
歴史
外国との交流
公民
社会福祉と地方自治
公民
今年の
日本の
出来事
公民
今年の
世界の
出来事
       
                       

◎地理

日本各地及び日本と関わり合いの強い国の自然・産業を、地図と表から考えさせる問題が多いです。グラフ・統計表が多用されるので、細部まで覚えておく必要があります。

 

◎歴史

年代と重要な出来事と関連人物について問う記述式の問題もあります。特に難しい人物名、難しい用語を正しい漢字で書けるようにしておきましょう。古墳時代から現代までの歴史の流れをつかんでおくことが必要です。

 

◎公民

最近は日本国憲法を中心に、国会、内閣、裁判所の仕事についての出題が多いです。また、最近のニュース(日本だけでなく世界も)の問題も取り上げられています。ニュースで報道される細かい知識にも注意しておきましょう。

 

◎全体的に

特に地理分野が難題です。普段使用している社会科の教材+αで、地理について学習しておきましょう。

 

 

≪理科≫

年度 問1 問2 問3 問4 問5
19 生物
実の出来方と昆虫
化学
水溶液の性質
物理
てこ
地学
湿度
星の動き
 
20 生物
呼吸・血液・循環
化学物理
電磁石
力・ばね
物理化学
氷・水・水蒸気
熱量・物の燃え方
地学
地震
地学
星の動き
21 生物
実の出来方・植物の働き
化学
水溶液の性質
化学
中和
物理
力・ばね
てこ
地学
月の動き
           

◎物理分野

電流・磁石・てこについては、よく出されています。計算も当然出題されますが、基本的な考え方をしっかりと理解しておきましょう。

 

◎化学分野

水溶液系の表の読み取りと、読み取った数値からの計算問題が出されています。

 

◎生物分野

植物分野からの出題が多いです。実験結果から考察する問題の場合、基本的な知識から考察して選択肢を選ぶ問題になっています。普段から問題数をこなしておきましょう。

 

◎地学分野

天体がよく出ています。計算問題においては、十分な練習が必要です。

 

◎全体的に

理科全分野からほどよく出題されています。難しくはないですが、問題文の量がかなり多いことと、他の分野との融合問題も出題されていることが特徴です。過去問で対策しておきましょう。

 

以上が清風南海中の傾向と対策です。

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大阪星光中学校の傾向と対策

 

≪算数≫

平成 問1 問2 問3 問4 問5
17 未知数を
求める計算
整数の性質 比と相当算 角の大きさ 複合図形の面積 平面図形 立体図形 旅人算 整数の性質
18 未知数を
求める計算
反比例 相当算 平面図形(角) 平面図形(直角/三角形角) 割合・平均 速さ・時間 平面図形 立体図形
19 未知数を
求める計算
約数 相当算 面積比   還元 面積 場合の数 立体図形
20 未知数を
求める計算
整数の性質 過不足算 図形の
拡大と縮小
長さ 図形の
拡大と縮小
通貨算 整数の性質 比例
21 整数の
四則混合
倍数 年齢算 図形の
拡大と縮小
平面図形(角) 速さ・時間 濃さ 図形の移動 立体図形の
切断
22 小数と分数の
四則混合
つるかめ算 場合の数 面積 立体図形の
切断
濃さ 損益算 面積 点の移動

 

◎出題形式

試験時間60分。プリント2枚。問題文中の空欄に解答を記載する形式。中には、途中式を書かせるものもあります。

計算の余白がないので注意しましょう。

 

◎文章題

公式を当てはめる問題は少ないです。推理や規則性の発見が肝要。

 

◎図形

複合図の体積と面積、回転体の体積と表面積が出題されます。図形を置き換えたり移動させたりして工夫すると解ける問題が多いです。

 

◎全体的に

与えられた少ない条件から、要領よく関係式を見つけることが重要です。

数列や数の規則性の問題自体の出題は少ないですが、図形問題対策として演習しておくことをお勧めします。

 

 

≪国語≫

平成 問1 問2
17 説明文 物語文
18 物語 説明文
19 物語 論説文
20 物語 論説文
21 物語 論説文
22 小説 論説文

 

◎長文

物語文の文章が長いです。特に心情を読み取る力を養っておきましょう。

論説文もかなり長いですが、筆者の主張を確実に押さえましょう。自分で文章を書く形式の出題はありません。

 

◎漢字

難解な漢字の書き取り、難読な漢字の読みは出ませんが、漢字の配点は大きいです。

日常の漢字は完璧に書けるようにしておきましょう。

 

◎文法

語句の意味、四字熟語、熟語、慣用句は必ず毎年出ます。辞書を引くよりも、テレビ・新聞・インターネット・本・雑誌など

様々なメディアから得た四字熟語や慣用句などを完璧に覚えていきましょう。

 

◎長文に慣れる

今まで長文に慣れていない方が、「入試のため」と割り切っても、長文には慣れないですし、慣れるまでにもかなりの時間を要するでしょう。そこで、読むべき長文としてお勧めなのは、過去問です。

大阪星光学院のみならず、他校の過去問も読みまくりましょう。2週間ほどで、読む速さがかなり向上すると思います。

 

 

≪社会≫

平成   問1 問2 問3 問4
17 小問
43
地理・関東 地理・日本 歴史・公民
古代から現代
歴史的建造物
18 小問
49
地理・公民
地域
歴史
図・写真
歴史
近代史
 
19 小問
48
地理・公民
国土と災害
歴史
交通手段
   
20 小問
51
地理・公民
食料
歴史
弥生時代
   
21 小問
48
地理・公民
瀬戸内海
歴史
戦国大名
   
22 小問
52
地理・公民
市町村の再編
歴史
資料解釈
   

 

◎地理

近畿地方だけではなく、日本の幅広い地域からの出題があります。さらに、一部の問題で世界からの出題もあります。

地理については、浅くても構わないので広い範囲での知識が求められます。

 

◎歴史

ある時代を特定して出題されることは無く、全体を通した歴史の流れが問われることが多いです。

古墳時代か現代までの歴史の流れを掴んでおきましょう。

 

◎公民

最近は憲法について、地理分野との関係問題、国際社会との融合問題が出題されています。

教科書中心の基礎知識はしっかりと身につけておきましょう。また、時事問題、特に時事用語は

きちんと意味と略記号を覚えておいてください。(以前、入試1か月前にテレビに初めて出た言葉が出題された中学もあります。)

 

◎全体的に

地図・グラフ・年表などの資料から問われる問題はすごく難しいです。学校の教科書レベルではなく、受験参考書レベルをやっておきましょう。

 

 

≪理科≫

平成   問1 問2 問3 問4
17 小問
31
光合成 衛星・天気 振り子 濃度・溶解度
18 小問
37
地球と環境 使い捨てカイロ 状態変化 浮力・ばね
19 小問
32
星の動き 氷・水・水蒸気 動物の分類 てこ
20 小問
33
月の動き 力・ばね 昆虫 水溶液と物質
21 小問
30
地層と岩石 浮力 種子の作り方 中和
22 小問
36
呼吸・血液 地震 力・ばね 物の溶け方

 

◎物理分野

題材に中学理科の内容が含まれています。小学校の各単元の内容をしっかりと理解しておいてください。

 

◎化学分野

水溶液系の問題が多い。知識自体は基礎的ですが、計算を伴うのでじっくりと考えるようにしましょう。

 

◎生物分野

観察と観察結果が中心です。知識や実験を答えさせる問題も多く出されています。

出題範囲はここ数年、植物⇒動物⇒動物⇒植物⇒動物ときているので、今年は動物の可能性が高いでしょう。

 

◎地学分野

難易度、出題範囲にむらがあります。理科全分野をきっちりと学んでおく必要があるでしょう。

 

◎全体的に

理科全分野からほどよく出題されています。各分野において深い知識を聞かれる問題もあるので、過去問を数年分はやっておきましょう。

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