2012年7月4日
島根県 高校入試 英語シリーズ(第1回)~文法~
高校入試に英文法の知識はどの程度必要だと思いますか?
結論から言えば、中学3年間で学ぶ文法知識全体の、
7割程度が理解できていれば、高校入試で高得点を取ることが可能です。
もちろん英語は文法だけではないので、文法の7割だけやっておけば高得点が取れるということではありません。
逆に文法7割程度で高得点を取るためには、語彙・語法・構文などの知識が一層必要になります。
話を元に戻しますが、英文法7割というのは、あくまで「高校入試での得点」を考える場合であり、
「高校英語の準備」としては全く足りません。
従って、中学では英語が9割以上取れていた生徒でも、高校英語についていけなくなることは良くあるのです。
ですから、今回のシリーズ第1回「英文法」では、必要に応じた対策を提案したいと思います。
①進学校に進み大学進学を目指す方 or 将来英語を活かした職業を志望する方
前述のとおり、英文法の知識が曖昧なままでは確実に高校英語の初期の段階で躓いてしまいます。
中学英文法は細かいところまでしっかりと身につけるようにしなければなりません。
単に問題集の答えが分かるだけでは、文法を正しく理解していることにはなりません。
その知識を長文中や英作文で活かすことが出来るようにしておきましょう。
②実業高校志望で、将来英語を使わないという方
文法が得意な方は、大学進学等を考えていない方でも文法をしっかりと勉強して下さい。
文法はどうも苦手で、何度取り組んでも挫折してしまうという方は、
英語の最低限の語順と動詞の形と意味を覚えて、後は語彙力と読解力をつけるようにしましょう。
②の方も、最低限の文法は必要になります。
この力をこの夏にしっかりと身につけ、秋以降の受験勉強が効率よく進むようにしておきましょう。