2013年5月28日
徳島県 将来のことを考えよう! 「機械との競争」
皆さんこんにちは。
前回に引き続き、将来について考える企画です。
今回はテクノロジーの進歩が仕事に与える影響についてお話させていただきます。
最近、大学を出ても就職が厳しいという声をよく伺います。
日本に限ったことではなく、世界的なもので、原因としては諸説あります。
これについて、
「機械との競争(日経BP社)」という本が提起した説が現在、話題になっています。
それはテクノロジーの進歩が早すぎ、人間や社会がその進歩に追いつけていないという説です。
労働力の節約する手段(テクノロジー)が、その労働力の新たな活用先を見つけるペースを上回って
次々に発見されていることが起きています。
グーグルが車の自動運転で1,600キロを走破したように
機械はできる領域をどんどん拡げていますが、今のところ何でもできるとは思われていません。
例えば創造性を発揮する仕事や、問題解決能力、新しいビジネスモデルを考えることなどがそれに当たります。
それらは始めからできるものではありません、それを可能にするのが教育なのです。
これから社会に出られる皆さんは、機械と競争する仕事ではなく、機械と協力する仕事を目指してください。
チェスでコンピューターは人間に勝利しましたが、
現在の最強のプレーヤーは人間とコンピューターの混成チームなのですから。