教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



こんにちは!

家庭教師のトライ徳島校の山本です


今回は・・【共通テストに使用可能な英語民間試験】についてです!

超大容量・永久保存版とまでいくかわかりませんがそれくらいの情報量です!!

英検・TOEFLなど共通テストに利用できるテストはいくつもあります。その特徴・対策をつかまなければ受験には勝てません!!

おそらく学校でも教えてくれない「英語民間試験」についてご説明致します。

※詳しく書き出すと卒論レベルになってしまいますので相当短めにします

最初に記載しておきますがTOEICは2019/07/02時点で共通テストに使用できないことが決定しました

一応説明の中には入れておきますが(今後の参考のため)ご注意ください。


■Topic 1: 認可された民間試験と比較表

2021 年から共通テストが始まるにあたり、英語の試験に民間試験を利用する方針が決まっています。

2024 年までは、大学が民間試験と共通テストのどちらか一方を利用するか、併用するかを決定することになりますが、2024 年以降は完全に民間試験に移行する方針です。今回の民間試験の導入は、4 技能の能力を測るためであり、共通テストの成績として利用できる試験は 4 技能の能力を全ての人が受けられるかつ、実施実績のある民間試験が選ばれています。 今回、共通テストに利用できるテストとして承認されたのは、英検(新方式)・IELTS・GTEC・TOEIC・TOEFL・ケンブリッジ英語検定・TEAP の 8種類です。(7種類)


■Topic 2: 英語検定

英語検定で共通テストの成績を反映する場合、今まで受験していた従来の英検は利用できないため注意が必要です。英検の成績を共通テストで使用する場合は、共通テスト用の英検を受ける必要があります。共通テスト用の英検といっても、内容や難易度、級割りは変わりません。変わるのは、試験開催の方法であり、共通テスト用の英検は従来 1 次(筆記)試験を合格した受験者のみが受験できた二次(面接・スピーキング)試験を、全員が受けられる形式にしたものになります。                                  
今回、共通テスト用に発表され、正式に文部科学省の認可を得た英検は以下の 3 種類であり、英検 2020 2 days S-Interview、英検 2020 1 day S-CBT、英検 CBT という名称になりました。

共通テスト用の英検では1級、準 1 級、2 級、準 2 級、3 級の5段階の級を受けることができます。 受験方式によって受験可能な級が異なるため注意が必要です。いずれの試験も、Reading 問題、Listening 問題、Writing 問題が 1 次(筆記)試験で課されます。その後、
英検 2020 2 days S-Interview では後日対面で、英検 2020 1 day S-CBT と英検 CBT では 1 次試験と同じ日に PC に録音する方式で二次(面接)試験(Speaking 問題)を受験することになります。

【英検を受けるメリット】
・ 中学・高校で受けていると対策が楽
・ センター試験と形式が似ている
・ Writing の分量が少ない
・ Speaking の対策がしやすい
・ 検定料が比較的安価

【英検を受けるデメリット】
・ 級によって難易度が異なる
・ 実施回数が限られる
・ CBT 方式は PC 技能によって差が出る
・ 準 1 級以上だと語彙レベルが高校内容を超える


■Topic 3: TEAP

TEAP は Test of English for Academic Purposes の略称であり、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した大学入試向けの英語試験です。大学入試を目的として作られており、高校生向けに内容を意識している試験のため、近年多くの大学で TEAP 利用型入試の導入や一定の得点による優遇を行っています。TEAP は4技能にそれぞれ 100 点ずつ配点されており、合計で 400 点となっています。

【TEAP を受けるメリット】
・ 大学受験レベルに適した内容が出題される
・ 入試対策との相性が良い
・ 全国で受験することができる
・ 比較的対策がしやすい

【TEAP を受けるデメリット】
・ 実施回数が少ない
・ 時間が長く集中力が必要
・ 面接官によって不平等が生じる可能性がある


■Topic 5: TOEIC L&R Test / TOEIC S&W Test 今回使用不可

TOEIC は世界中で行われている英語試験の 1 つです。一般的に TOEIC と聞くと、大学生が受験するテストであったり、Reading と Listening のテストである印象を持ったりする人が多いものです。実際に、多くの大学では TOEIC の受験の義務化や、ある一定のスコアに達すると単位認定をするところがあります。                                          
TOEIC は英検のように合格・不合格で結果・成績が出るのではなく、L&R(Listening&Reading)テストでは 10-990 点の間で、S&W(Speaking & Writing)テストでは 0-400 点の間でスコアが出ます。一般的に TOEIC と聞くと L&R テストのみを思い浮かべる人が多いですが、共通テストでは 4 技能の成績が必要になるため、TOEIC S&W テストの受験も併せて必須となります。TOEIC は多くの大学や企業で受験が推奨されていることから、問題集が非常に豊富に出ており、対策がしやすい試験であるといます。

【TOEIC を受けるメリット】
・ 対策本の種類が豊富で、対策しやすい
・ 実施回数が多い
・ スコアで成績が出るため、一元的に学習できる
・ L&R と S&W を別で受験可能なため、 別々で対策が可能

【TOEIC を受けるデメリット】
・ S&W TEST は PC 技能によって差が出る
・ 慣れが必要であり、複数回受験をしている生徒が有利になる

・ 時間が足りなくなる可能性がある
・ リスニングでは様々な地域の英語が話される


■Topic 6: TOEFL iBT

TOEFL iBT は、世界的に通用するコンピューター上で 4 技能試験を行う試験です。主に、留学や大学院に進学する際に受験する人が多いです。TOEFL iBT は今回共通テストに利用できる民間試験として認可されたものの中でも最難関の部類に入り、受験料も高いため高校生が受験することはお勧めできません。     
受験以外にも全ての問題をコンピューター上で解くほか、Writing 問題、Speaking 問題でも英語を聞いてそれに答える問題がほとんどであり、リスニング能力によほどの自信が無い限りは、受験は控えたほうが無難です

【TOEFL iBT を受けるメリット】
・ 将来的に留学を考えている場合、後々楽になる
・ 帰国子女や留学経験があれば高得点が狙える
・ 実施回数が多い

【TOEFL iBT を受けるデメリット】
・ 難易度が高い
・ 受験料が高い
・ 慣れによって得点が大きく変わる
・ 時間が長く集中力が必要


■Topic 7: ケンブリッジ英語検定

ケンブリッジ英検はコミュニケーション能力を重視した国際基準で 4 技能を測定する試験です。ケンブリッジ英検は実用英語技能検定(英検)と同じように、レベルに分かれており、学習のレベルによって受ける試験を選ぶことができます。                                      
テストは下記のように5段階に分かれています。難関大学を狙うようであれば B2 レベルである、First for schools(FCE)を受けることになります。難関大学以外の大学を狙う場合は、B1 Preliminary for schools(PET)のテストを受験することになります。ケンブリッジ英検はテストを行うことができる事業体が限定されています。その事業体によって、受験料や受験日が異なるため、お近くの受験地を調べておく必要があります。関東では Z 会の試験場と河合塾など4つの会場があります。関西には5つ、北海道、中部地方にはそれぞれ1つの会場があります。ただし、会場によって受験可能の級が異なります。試験は、コンピューター上で行われるテストと、ペーパー上で行われるテストがありますが、現状でどちらの試験が共通試験の結果として利用できるかは明らかにされていません。

【ケンブリッジ英検を受けるメリット】
・ 国際的な資格として大学でも利用できる
・ 1つの試験で幅広い CEFR 評価が受けられる

【ケンブリッジ英検を受けるデメリット】
・受験地が限られている
・対策がしづらい
・検定料が高い
・Speaking がペアの受験者の能力に影響される


■Topic 8: IELTS

IELTS はアイエルツと読み、世界的に広く認められている英語試験です。英検や TOEIC などと少々異なり、級でもなくスコアでもなく、0~9.0 のバンドスコアという評価がそのまま資格となります。評価は 0.5 刻みで行われます。申し込みは英検のサイトから行うことができます。  IELTS は海外留学の際に求められる試験の1つであり、特にイギリス、ニュージーランド、オーストラリアに留学する場合は、かなりの確率で IELTS のスコアが求められます。そのため、現状で十分な英語力があり、将来的に上記の国の大学に留学を考えている場合は、IELTS を受験するとよいでしょう。
ただし、IELTS は他の試験と違い、CEFR の A1~A2 との互換性がありません。そのため、英語が苦手である場合は、他の試験を受けたほうが無難です。内容も TOEFL iBT 同様非常に難しく、将来的に留学を考えている場合以外の受験は控えたほうがよいでしょう。

【IELTS を受けるメリット】
・ 海外留学を考えている場合
・ 実施回数が多い

【IELTS を受けるデメリット】
・ 高校生を対象としたテストではない
・ 英語が不得意な層への結果が出づらい
・ 慣れによって得点が大きく変わる
・ 時間が長く集中力が必要


■Topic 9: GTEC

GTECは中学生・高校生を主な対象として作られている試験であり、主に学校から申し込みを行い、受験できる 4 技能テストです。試験は3つのレベルに分かれており、中学生レベルから高校レベルまで存在します。レベルごとでテストは分かれますが、成績は 0 点~1400 点のスコアで出されます。各レベルのテストに点数の上限が定められています。 GTEC CBT はコンピューター上で行う GTEC の試験であり、個人申し込みが可能です。通常の GTEC試験では、生徒のレベルに合わせて受験する試験が変わってきますが、GTEC CBT では全ての英語レベルの受験者の英語能力を一括で測ることができます。現在、GTEC は学校受験の場合、比較的安価で受験することが可能ですが、今回の共通テストでの民間試験としての採用を受けて、今後受験料を引き上げることを発表しています。

【GTEC を受けるメリット】
・ 中高生に適した内容が出題される
・ 試験時間が短く結果が早く出る
・ 受験料が安い
・ 全国で受験することができる

【GTECを受けるデメリット】

・ 実施回数が少ない
・ 対策教材があまりない
・ CBT は PC 上での受験のため、PC 操作技によって有利・不利が生じる

このページのトップに戻る

徳島県のブログトップページへ

全国のブログ一覧ページへ

授業料・資料請求など各種お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-555-202 受付時間:9:00~23:00(土日・祝日も受付しております)

ホームページからのお問い合わせ

資料請求はこちら