2019年11月20日
大学受験対策【小論文編】
こんにちは!
家庭教師のトライ徳島校の山本です
本日は【大学受験 小論文対策】についてです
高校3年生は今回で最後のセンター試験に向けて日々奮闘中かと思います
センターの傾向・対策については過去に何度もお話していますので今回は割愛致します
また、長い間続いてきたテストですので調べれば大体出てきます
そんな中今回は「小論文」です
意外と小論文に関しては、
「対策方法ってあるの?」
「作文と同じでしょ」
という声が非常に多いです。
小論文を使用する子、しない子と別れるかとは思いますが、気になる方のみご覧ください。
◆小論文とは
⦅小論文と作文は違います⦆
大学入試に多く課される小論文ですが、まずその小論文とは何かを理解しましょう
「小論文とは自分の意見を述べ、論拠を説明し相手を説得する文章のこと」です
つまり、論理性や説得力の高さにポイントが置かれます
よく似た作文はどうでしょう
「作文とはある出来事・経験に対して、自らの心境や感想を述べた文章のこと」です
つまり、文章の流れ・感性の豊かさ・表現のうまさにポイントが置かれます
◆小論文の種類
⦅種類や学部によって求められる力・対策が変わります⦆
□テーマ・一行型
与えられた設問文を読んで、問われていることについて述べるもの
□課題文型(頻出)
与えられた日本語の文章を読んで、設問で問われていることについて述べるもの
□資料型
与えられた資料(文章・図表・グラフなど)を読み取り、設問で問われていることについて述べるもの
□英文型
与えられた英語の文章を読んで、設問で問われていることについて述べるもの
各大学によって課される小論文の種類は様々ですが、一般的には「課題文型」の小論文が頻出問題となります。
例外として、芸術大学等で行われる「作品鑑賞型」等もありますが非常に特殊なため割愛します。
◆小論文の書き方
⦅流れを知ってしまえば大したことないです⦆
①テーマを決める
与えられた課題の中のどういう問題に絞って書くかを考え、それに基づいて自分なりのテーマを決める
②テーマにあった素材を決める
自分が最も伝えたいことを表現するために、どういう素材を使用するかを決める
③最も伝えたいことを一つの文にまとめる
自分が最も伝えたいことを一つの文にまとめてみると、自分の本当に書きたいことが焦点化される
④全体の構成を考え、構想メモを取る
当たり前ですがここまでの説明は文章を書く前の話です。すべての流れが決定して初めて書き始めます
上記の書き方は非常に簡易的なものですが他にも「三段論法」というものがあります。
【大前提】:すべての人間は死すべきものである
【小前提】:ソクラテスは人間である
→【結論】:ゆえにソクラテスは死すべきのもである
上記のような三段論法を使用すれば誰でも簡単に論理的に相手を説得させることができます。
が・・・
この三段論法に依存しすぎると大きな落とし穴が待ってます
「これを使えば論理的な小論文がかける!」
「かんたん!」
と考えるでしょうが
三段論法を使用するにあたっての注意を例を用いて説明しておきます
【大前提】:寝ている間は誰もがカロリーを消費している
【小前提】:私は睡眠時間が非常に多い
→【結論】:私は太らない
上の話に説得される人がいるでしょうか・・・
つまり、大前提・小前提・結論を適当に決めてしまっては全く説得力のない文章になってしまうということです
また最初の前提がそもそも違う場合も説得はなくなります
三段論法を使用する際はよく注意して使用してみてくださいね
ちなみにトライの「小論文対策コース」という小論添削をしてくれるコースもあります!
試験2か月前までが申し込みの期限となりますので申し込み期間には注意してくださいね