2020年1月10日
共通テスト【英語の変更点と対策】
こんにちは!
家庭教師のトライ徳島校の山本です。
本日のテーマは【共通テスト:英語の変更点と対策】です。
今年2020年のセンター試験を境に次回以降の大学入試方法は一新されます。
ニュース等でも頻繁に取り上げられていますので、ご存じの方も多いと思います。
とはいえ、変更点が多いので一旦まとめてみましょう。
・記述式が追加される→今回は見送られました
・英検を受けなければいけない→延期
・英語の配点が変更
その他小さな変更点はありますが、大きなものは以上です。
結局、変更にならなかったものが多いですが、今回最も大きい変更点は「英語」です。
変更点と対策方法についてお伝えします。
■英語 変更点⓵
センター試験における英語の配点比率は、リスニング 20%、筆記 80%でした。
リーディングの力だけでなく、4 技能を重視する教育改革の方針を受けて、共通テストではリスニングの配点比率が 50%に上がりました。
これまでリスニングの学習は、その配点比率の低さから、筆記試験対策を優先し、リスニングを疎かにする受験生もいました。
しかしながら共通テストのリスニングは筆記と同じ配点、つまり筆記と同じ価値を持つことになりますので、対策は必須となります。
■英語 変更点⓶
センター試験のリスニング問題では、英文は 2回読まれていました。
共通テストでは 1 度しか読まれないパターンも出題されます。
また、抽象的な図やレジュメなど、大学の講義を想定した問題も出題されます。
■対策
■ディクテーション
ディクテーションとは、耳で聞いた英語を書き取ることです。
書き取った英文をスクリプトと見比べて、「自分が聞こえた単語」と「実際に読まれた単語」を確認します。
リエゾン(an apple の n と aがつながり、アナッポーと聞こえる現象)を発見することで、耳で認識できる単語量が着実に増加します。
また、ディクテーションをすることで、「集中力」「重要な単語を選別する力」も身に着けることができます。
ディクテーションは骨の折れる作業ですが、漫然と英語を聞いたり洋楽を聴いたりするよりも、効率良く着実にリスニングの能力を伸ばすことができます。
■シャドーイング
シャドーイングとは、英語が読まれた後に影のように続き、間を空けずに真似して発話することです。
リスニングとスピーキングは表裏一体なので、発話する(実際に使ってみる)ことで、スピーキングだけでなくリスニングの力も伸ばすことができます。
ディクテーションの学習と合わせて、単語の正式な発音を意識したり、リエゾンを積極的に使ったりしてみましょう。
シャドーイングを通じて、英文が読まれる際のリズム感も習得できれば尚良いです。
変更点が多く大変かと思いますが、適切な対策を臨機応変に行っていきましょう!