教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
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2011年9月

こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回から、東京都立高校入試の共通問題・国語をみてみます。数学、英語と同様に、自校作成校は、

各高校が独自に問題を作成します。文章の量やレベル、出題傾向が異なりますので注意が必要です。

 

<自校作成問題を出題する主な高校>

 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 新宿高校 

 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など

 ※都立国際高校は、英語のみ自校作成問題、国語と数学は共通問題です。

 

共通問題の国語は、以下の問題数で構成されています。

大問1  漢字の読み  2点×5題 10点

大問2  漢字の書き取り  2点×5題 10点

大問3  小説の読解問題  5点×5題 25点

大問4  論説文の読解問題  5点×4題+10点×1題 30点

大問5  古文融合問題  5点×5題 25点

今回は、大問1、2の漢字の問題についてみてみます。

 

平成23年度はどうだった?

大問1 読みの問題

  (1)  勧誘     かんゆう     2点 / 正答率94.5%!

  (2)  両翼     りょうよく     2点 / 正答率62.6%

  (3)  謹(んで)   つつし(んで)  2点 / 正答率67.4%

  (4)  潤(す)    うるお(す)  2点 / 正答率96.2%!

  (5)  典雅     てんが     2点 / 正答率66.3%

大問2 書き取りの問題

  (1)  ウチュウ     宇宙     2点 / 正答率85.8%!

  (2)  ジュクしてきた   熟     2点 / 正答率82.5%!

  (3)  ソウカンされる   創刊    2点 / 正答率43.0%

  (4)  エンゲキの脚本  演劇    2点 / 正答率58.5%

  (5)  カブがあがる    株     2点 / 正答率87.5%!

 

【出題状況と対策】

基本的なレベルとはいえ、正答率からもわかるように、ばらつきが出るのが漢字のテストです。

読みの問題に関しては、普段から漢字を読む、使う習慣があるかないのか差がはっきり出ると言えそうです。

平成23年度の「謹んで」などは、大人であれば読める可能性が高い漢字ですが、

日常、子供たちが使用したり目にしたりする機会は少ない漢字です。

「常識だと思われるが中学生だと読めない子がけっこういるかもしれない」

という漢字の読みを出題する傾向が見られます。

書き取りについては、曖昧な記憶により、画数に過不足が生じで誤字になりやすいものが含まれます。

 

 

<対策その1 漢字の練習をしたい人向け 家庭教師の先生より>

まず問題集選びが重要です。中途半端に都立専門をうたっているものではなく旺文社の「出る順漢字」のように、

レベル分けがしっかりされたすべてが網羅されているものを徹底して活用したいところです。

漢字練習をするときは、「音読しながらうるさく手を動かす」=「目と手と耳をつかう学び」が欲しいですね。

また漢字の練習は精神統一にも集中力を戻すのにも有効です。短時間の集中をここでも作りましょう。

1日の練習とテストの量を英単語テスト同様に計画に入れておくことも重要です。

そして分からないことばはすぐに調べ、わからないままおいておかないことも明日の勝利につながります。

勉強開始前の時間などを活用し練習しましょう。

くれぐれも漢字の練習をして勉強が終わった気分にならないようにしてください。

 

<対策その2 漢字練習以外に気をつけること>

漢字は日常生活の中で、以下に使用するかが大切です。

漢字で点数が取れない受験生は、他の教科の勉強をするときにも、

漢字を使いたがらなかったり、そもそも書かなかったりします。

普段使おうとしない生徒が漢字帳を使ったところで効果は半減します。

 ① 英語の訳を書くときは意識して漢字を使用する

 ② 理科、社会のまとめノートを作る時も努めて漢字を使用する

 ③ 技術家庭科、保健体育など、他の教科を勉強する時も漢字をきちんと読み、テスト勉強のときに漢字で練習する

①②③はすべての中学生が漢字に触れるチャンスですからぜひ実行してください。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は、公民の「経済」分野、および「国際社会」をみてみます。

東京都立高校入試の社会は、5科目入試の高校ではすべて共通問題で実施されます。

自校作成校 ( 日比谷高校 西高校 国立高校 戸山高校 青山高校 両国高校など)を受験する受験生も

同じ問題で受験します。自校作成校受験者は、社会と理科については80点以上、できれば90点~満点を狙ってください。

なお、社会の「用語」は正確に漢字で記述できるように準備を進めてください。

 

【時事関連】

問題として直接扱われるかどうかはさておき、資料や問題の素材として最近の話題の中で重要なもののを挙げてみます。

・IOC (国際オリンピック委員会)

BRICs (B=ブラジル、R=ロシア、I=インド、C=中華人民共和国

      などの急速に経済力をつけた新興国の総称)

     ※ 20世紀のNIESとの比較、またその後に続くVISTAも押さえておきたい

FTA (自由貿易協定)

G8  (主要8カ国首脳会議)主要8カ国の首脳が集まっておこなう首脳会談。

     (日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)

G20 (主要20カ国・地域首脳会議)G8に経済成長している国を加えた20カ国・地域の首脳が集まって行う。

     G8+12の国、地域(アルゼンチン、インド、インドネシア、オーストラリア、大韓民国、

     サウジアラビア、トルコ、中華人民共和国、ブラジル、南アフリカ共和国、メキシコ、EU欧州連合)

TPP (環太平洋戦略的経済連携協定)

VISTA (V=ヴェトナム、I=インドネシア、S=南アフリカ共和国、T=トルコ、A=アルゼンチン)

     ※ BRICsに続く急成長している新興国

 

特に、国際経済に関しては、地球温暖化、貿易、世界の経済情勢を話題に扱いながら、教科書に出てくる

基本レベルの用語や知識を問う形が予想されます。

 

 

平成23年はどうだった?

平均点 58.6点/100点満点

※平成22年度は53.2点 (最多得点帯 60点~79点  90点以上の割合が増加)

 

【公民 経済分野の出題内容】

平成23年度の経済分野の出題は、以下の通りでした。

大問5 問2 日本銀行と一般の銀行の違い 記号選択  配点5点/正答率56.5%

     問3 グラフと資料の読み取り記述+用語「独占禁止法」  配点5点/正答率38.8%(部分正答含)

     問4 企業の社会的責任 記号選択  配点5点/正答率73.2%!

  

【公民 経済分野の傾向と対策】

経済分野からの出題は、政治分野同様、正確に記憶し記述できることがポイントになります。

また、記述でまとめさせる問題が例年出題されます。問題文、資料を活用し簡潔にまとめる力が要求されます。

対策としては、用語の説明を簡単に記述する練習をお奨めします。

 

・最重要項目

消費生活と市場の仕組み

雇用・労働・福祉と日本経済

 

 

【公民 国際社会の出題、総合問題の内容 大問6】

大問6が三分野総合問題です。テーマとしては、

 平成23年度  「外交 地域統合 資料読み取り(経済成長)」、

 平成22年度  「外交 欧米との外交史 資料読み取り(各国の輸出) 地球環境」

 平成21年度  「国際社会 組織発足の歴史 国連の機関 地球サミット」

 平成20年度  「技術 できごとの整序 国の特色 環境・エネルギー」

 平成19年度  「サミット」 「人口と食糧

 

つねに、地理、歴史と融合した出題がされます。

人口、食糧、環境、エネルギー、経済、国家間の問題、といったテーマの問題に数多く慣れる必要があります。

注意点は、データが新しいもので学習することです。

年度の古い過去問や、使われている資料の年度が古い問題には注意が必要です。

 

  

  ~ 家庭教師の先生より ~

経済分野については、難しいという受験生や学校の進度が遅くて三学期にずれ込み、さらっと流して受験、

というケースがみられます。入試では必ず出題されるのですが、しっかりと勉強しないままということが多い分野です。

国際社会に関する分野はほぼ勉強していない状態で受験してしまう生徒の話も聞きます。

高校受験で問われる経済、国際社会の出題は、「ニュースでよく耳にする知っておきたいテーマや用語」

という点がポイントです。

経済学のような専門的な内容ではなく、日常の会話の中で、最近の日本の状況や国際情勢を語るくらいの

レベルをイメージして下さい。

家庭の会話の中で、ニュースをテーマとして取り上げ、教科書や資料集を広げて、その場で調べ、

その場で子供に説明させる(保護者が解説を加えるよりも効果的)、

そして誤った理解をしないように補足してあげるとよいでしょう。

保護者の方が忙しくて時間が取れないというときは、代わりにできる人が対応してあげてほしいところです。

用語の意味がわかると、受験とはいえ経済の勉強がなるほど!と楽しくなります。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は、公民の「政治」分野をみてみます。

 

【時事関連】

今年は4月10日に東京都知事選挙が行われました(地方自治)。

また、昨年の夏(2010年7月)は、参議院議員選挙が実施されました。

また、昨年東北新幹線新青森まで開業(秋田新幹線開業時は入試で出題)しました。

3月の大震災とあわせ理解しておく必要があります。

また、来年はオリンピックが開催されます。今夏のなでしこJAPANの快進撃等もあり、開催国であるイギリス

日本の関わりの歴史(開国~日英同盟~世界大戦~現代)、日本とイギリスの政治制度の類似点と相違点などは

基本レベルを押さえておきたいとこころです。

 

 

平成23年はどうだった?

平均点 58.6点/100点満点

※平成22年度は53.2点 (最多得点帯 60点~79点  90点以上の割合が増加)

 

【公民 政治分野の出題内容】

平成23年度の政治分野の出題は、大問1の問2で用語記述「比例代表制」が1問、

大問5の資料(読み物)問題の問1が基本的人権の尊重の自由権に関する記述の正しいものを選ぶ選択問題

実質2問の出題でした。

大問1 問1 選挙制度「比例代表制」 記述  配点5点/正答率45.8%

大問5 問1 基本的人権の尊重「自由権」 記号選択  配点5点/正答率71.0%!

 

 

【公民 政治分野の傾向と対策】

政治分野からの出題は、問題数は少ないものの、正確に記憶し記述できることがポイントになります。

平成23年度の大問1の用語記述 「 比例代表制 」

平成22年度の大問1の用語記述 「 司法権 」

平成21年度の大問1の用語記述 「 検察官 」

平成20年度は大問5の問1で用語記述 「 社会権 」

平成19年度の大問1の用語記述 「 閣議 」

どれも言葉の意味を理解し漢字で書けることがポイントです。

例年、大問5が公民分野の大問として扱われており、基本的に政治と経済の融合問題、ここ数年は経済に

重点が置かれた資料を基に出題されいています。また、環境問題や国際関係問題の中に含まれることがあります。

 平成23年度 大問5 4題中 政治分野 1題

 平成22年度 大問5 4題中 政治分野 1題

 

経済、環境、国際関係に比重があるここ数年の出題傾向ですが、問題数が少ないだけで貴重な得点源であるといえます。

また、今年は「東京都知事選挙」が行われましたので、地方自治に関する問題は出題の可能性をみておきたいところです。

 

 ・国、都道府県、市町村による 仕組みの違い、選挙の違い

 ・リーコール等の必要な署名数と署名提出先

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

政治分野についてはポイントは2点です。

 ① 基本的人権の尊重、三権分立については、日本国憲法の条文を暗唱できるようになっておくこと。

 ② 教科書に出てきた図表を自分でかけるようになっておくこと。

提示される資料が今一つ理解できなくても、設問と選択肢から解答を導き出すことができる問題があります。

選択肢は文で記述されますが、日本国憲法の条文が暗唱できる人にとっては、たやすく正答できます。

曖昧な記憶の人や、用語を知っているというレベルでは誤答となるでしょう。

秋は、進度の遅い中学校でも公民分野に入っていると思います。たいていの中学校で、日本国憲法の

前文や重要条文は暗記の指導が行われ、暗唱テストが行われることが多いです。

内申対策の一環、定期テスト対策としてもしっかり取り組んでほしいですし、

「都立対策」ということも念頭に取り組んでください。

また、学校で暗唱の指示がない場合は、家庭学習に必ず取り入れましょう。

例えば、保護者の方が「第25条」と質問する → 「社会権の生存権です。条文は、①すべて国民は…」

と反射的に答える練習法があります。保護者、家族の方は教科書片手に質問してください。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

東京都立高校の入試の社会は、5科目入試の高校ではすべて共通問題で実施されます。

自校作成校 ( 日比谷高校 西高校 国立高校 戸山高校 青山高校 両国高校 など)を受験する受験生も

同じ問題で受験します。自校作成校受験者は、社会と理科については80点以上、できれば90点~満点を狙ってください。

 

 

平成23年はどうだった?

平均点 58.6点/100点満点

※平成22年度は53.2点 (最多得点帯 60点~79点  90点以上の割合が増加)

 

【地理分野の出題内容】

平成23年度は総合問題を除く地理分野の出題は、大問1の小問で資料と地図の読み取りが1題5点分、

大問2の世界地理が5点×3問で15点分、大問3の日本地理が5点×3問で15点分、合計35点でした。

 

大問1 問1 資料と地図の読み取り 記号選択  配点5点/正答率77.9%!

大問2 世界地理

   問1 「時差」 記号選択  配点5点/正答率61.8%!

   問2 「世界の国々」自然環境、日本企業のかかわり 記号選択  配点5点/正答率55.4%

   問3 「貿易の特色」表の読み取り  配点5点/正答率33.4%

大問3 日本地理

   問1 「都道府県の特色」 組み合わせ記号選択  配点5点/正答率52.0%

   問2 「地形図の読み取り」 記号選択  配点5点/正答率74.7%!

   問3 「資料から産業構造の変化を読み取る」 記述  配点5点/正答率40.9%(部分正答含)

 

【地理分野の傾向と対策】

東京都立入試の社会では、主に大問2と大問3で地理分野が出題されます。

読図問題(地図、表、グラフ、資料)がカギになります。

読図問題でほぼ確実に出題されるのは、1.時差、2.気温・降水量、3.地形図、4.貿易統計です。

 

・時差の問題

練習をしておけば確実に点がとれますから必ず練習して慣れておきましょう。日付変更線をまたぐときは要注意です。

・地形図の問題

地図記号を理解し、地図上の距離を実際の距離で求められるようにもしておくとよいです。

・気温・降水量の問題

気温・降水量の読み取りが苦手な受験生は多いと思います。

方法は2つ、「グラフの形を覚える」か、「平均や変動を覚える」かです。

「気温・降水量の年間平均値」「月によって変化が少ないか激しいか」の2点をチェックしましょう。

気温の変化が谷折れ形になっているだけで南半球とも当たりがつけられます(平成22年度、大問2、問1)。

四季の変化が豊かな日本の場合は、梅雨・台風・冬季降水量(=降雪量)がポイントです。

即答できそうな場合でも、必ず図表を読み取ってから解答しましょう。 

例)北海道よりも新潟県のほうが大雪になりやすい。

 ・貿易統計の問題

「日本との輸出入額の変化」は毎年必ず出題されています。2つ以上の年代が取り上げられていることが大半ですから、

その変化に注目しましょう。また貿易相手国トップ3もよく使用される資料です。

例えば平成23年度、大問2、問3ならば、貿易相手のトップが輸出入ともに日本=アはオーストラリア、

国境の近いドイツやフランスとの貿易が多い=イはイタリア、

日米各国との結び付きが強く、特に製造業の進出が著しい=ウはマレーシア、エは残ったイギリス・・・など。

主要輸出品の表も使えば、確実に答えが絞られます。

貿易統計の読み取り問題では、記述問題が課されることもあります。

グラフから読み取ったことを素直に答案にまとめれば、それだけで点数がもらえます。

解答欄の大きさからしても詳しいことまで書く余裕はありません。

文章をしっかり書いたとき1文だけで約20字になると言われているので、都立入試では2~3文が限界でしょう。

過去問をやる際、面倒だととばしてしまうのではなく、とにかく書いてみるという癖もつけてみましょう。

  

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

地域の細かい知識は、教科書毎に扱う地域が違うこともあり、中学受験ほど細部を問う問題は出題されません。

資料読み取りが中心ですが、知識として基本的な事柄、常識の範疇に入るような用語については、

きちんと理解し、書けるようになっておく必要があります。

地理が苦手だという人は、①毎回地図を描き色分けをしながらノートを作ること ②多くの資料問題にあたること

の2つをお奨めします。資料はデータが古いと誤った知識を得ることになりますので、古い年度の過去問、

兄、姉が使っていた過去問などを利用するときには注意が必要です。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

都立高校入試、推薦入試まで残り約18週間、一般入試まで残り約21週間となりました。(入試日程はこちら

また、内申を最終的に決定する定期テストが11月の中旬から下旬にほとんどの中学校で実施されます。

定期テストまでは、今学校でやっていることをしっかり勉強し、後でやる必要がないレベルに引き上げておきましょう。

東京都立高校の入試の社会は、5科目入試の高校ではすべて共通問題で実施されます。

自校作成校 ( 日比谷高校 西高校 国立高校 戸山高校 青山高校 両国高校など)を受験する受験生も

同じ問題で受験します。自校作成校受験者は、社会と理科については80点以上、できれば90点~満点を狙ってください。

なお、社会の「用語」は正確に漢字で記述できるように準備を進めてください。

 

 

平成23年はどうだった?

平均点 58.6点/100点満点

※平成22年度は53.2点 (最多得点帯 60点~79点  90点以上の割合が増加)

 

【問題構成】

 大問1  (小問 各5点)地理×1 公民×1 歴史×1 記号選択  配点5点×3=15点

 大問2  世界地理総合 記号選択  配点5点×3=15点

 大問3  日本地理総合 記号選択 + 記述問題2題  配点5点×3=15点

 大問4  歴史 記号選択  配点5点×4=20点

 大問5  公民 記号選択 + 記述問題2題  配点5点×4=20点

 大問6  三分野総合(外交に関する問題) 記号選択 + 記述問題1題  配点5点×3=15点

 

【歴史分野の出題内容】

平成23年度は総合問題を除く歴史分野の出題は、大問1の小問に1題と大問4の5問で25点分でした。

大問1 問3 個人年表から該当人物を記号選択(中大兄皇子) 記号選択  配点5点/正答率90.7%!

大問4 問1 「農具の歴史」 記号選択  配点5点/正答率49.8%

    問2 「勘合貿易」貿易に関す年表と資料 記号選択  配点5点/正答率74.7%!

    問3 明治から昭和までのできごと 年代並べ替え  配点5点/正答率36.4%

    問4 「第二次世界大戦後の歴史」資料からグラフの該当時期 記号選択  配点5点/正答率50.7%

 

【歴史分野の傾向と対策】

配点は100点中25点または30点で推移しています。

新傾向では小手先の一問一答型の暗記では対応出来なくなってきています。

年度により記述が出題されますが、記号選択も記述も同じ5点配点です。

またできごとの並べ替え整序問題も必ず出題されます。

時代の順番はもとより重要事件の年代と、時代の変化はまとめておきたいところです。

選択問題は昔ながらの同時代のものを答えさせる問題です。時代によっては細かい区分けが必要です。

例えば江戸時代では前期の元禄文化と後期の化政文化に分ける必要があり、

室町時代では前期の北山文化と中期の東山文化、後期の戦国南蛮文化に分ける必要があります。

選択題でもう一つ重要なのが同時代の日本と世界の状況比較です。

つまり日本で鎌倉時代なら世界ではどの時代にあたるかというものです。

年表を利用する問題は、重要事件を年代と関連事項をまとめておかないと、正答しにくい問題です。

 時代-できごと-人物 をセットで覚える!

社会の問題は、資料が与えられ、選択肢の内容を読み込んで正答を導きだすというスタイルがほとんどです。

資料を読み取る力も必要ですが、むしろ選択肢の文中からキーワードを拾い出し、

時代がわかれば正解がわかる、という問題が多く出題されます。

 

例えば、大問3の問1は、

「鎌倉時代の農具について述べているのは、次のア~エのうちではどれか。」という問題でした。

 アの選択肢では「月3回の定期市」=鎌倉時代 荘園領主や「地頭」=鎌倉時代  ※荘園領主はひっかけ

 イの選択肢では「稲作が伝わる」「木製の鍬や鋤」「石包丁

 ウの選択肢では「墾田永年私財法」「貴族寺社」「鉄製農具」「開墾によって私有地を広げた」

 エの選択肢では「備中鍬」「千歯こき」「農作業を効率的

というように、わかることばがいくつか含まれているので、そこから何時代の記述かを読み取ることができます。

 

また、学校の定期テストの勉強のように、狭い範囲を深く覚えるのではなく、

項目別に歴史の流れを押さえておくとよいでしょう。

政治制度の移り変わり ・農業の移り変わり ・工業の移り変わり ・貿易の移り変わり ・土地制度の移り変わり

というように項目を決めてまとめていくとよいでしょう。

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

ノートをカラー版のテキストを中心にまとめ、すぐに問題集の問題に取りかかるべきです。

そして語句は漢字練習にもなるため国語にもよい影響があります。

さらに時代説明の時には是非、主語を立てて制度や事件を記述しましょう。

その繰り返しが記述力につながります。

年表は重要年代と世界の事件を並べることが大事です。

まだはじめてない人はすぐにはじめてみましょう。

よい学びが良い結果を必ずもたらします。歴史は不動の得点源になるはずです。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は英語の「リスニング(20点分)」についてみていきます。

日比谷高校西高校国立高校戸山高校青山高校などの

いわゆる「自校作成問題」で英語の試験を行う高校も、リスニングに関しては「共通問題」を使用します。

ただし、都立国際高校はリスニングも独自問題ですので注意が必要です。

  

 

平成23年度はどうだった?

大問1 リスニング問題

A<対話文1>  記号選択  配点4点/正答率93.1%!

 <対話文2>  記号選択  配点4点/正答率65.7%

 <対話文3>  記号選択  配点4点/正答率89.1%!

B<1> 質問に対する答えを英語で記述  配点4点/正答率41.6%

 <2> 質問に対する答えを英語で記述  配点4点/正答率40.7%

  

  

配点が20点分あり、決してあなどれないのがリスニングです。

問題Aは対話文を聞いて質問に答えるというオーソドックスな出題で3題。短めでわかりやすい内容です。

正答率もきわめて高く(対話文1は93.1%!、対話文3は89.1%!)、

準備と練習を行えばクリアできるといえます。

問題Bは放送文を聞いた後に、内容に関して英語で質問文が流れ、適切な答えを英語で記述する問題です。

リスニングの問題ではありますが、疑問文に対しての答え方を身につけておく必要があります。

平成23年度のQuestion1の質問は、

What will John do in Ginza ? でした。

willで聞かれていることと、

What ~ do で「何をするか」 = 動詞を聞かれていることを押さえることができれば、

He will have lunch.と正解が導き出せます。

  

 

【リスニングの対策】

◆耳を慣らす

よく言われることですが、耳を慣らしておくというのが一番の対策です。

昔と異なり、今は自然に会話をするスピード・発音で放送文ができています。

過去問集についている過去問のCDは、過去問対策にとっておきたいので、別の教材で訓練することをお奨めします。

教科書準拠のCDでも十分訓練になります。

英語が苦手な生徒の場合、CDだけでは、「どんな聞き方をすればよいか」「聞くときのコツ」「メモのとり方」

などわからないままになりがちです。また、「メモを取りながら聞きなさい」と言われても、

何をどうメモすればいいのかがわからないという方も多いでしょう。

家庭教師の先生と一緒にCDやラジオを聴き、横でメモを取ってもらい、それを真似するという方法がお奨めです。

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こんにちは、家庭教師のトライ東京本部です。

今回は、「英作文」の出題について、英作文問題を含む大問4の出題とあわせてみていきます。

英作文は、大問2の3で3つの英文をつくる条件英作文が12点分、

大問4の問4で2題8点分でした。大問4では英語の長文問題に組みこまれて出題されています。

 

  大問1:リスニング  配点 20点 

  大問2:「会話文」読解+英作文  配点 24点(英作文12点)

  ※大問2の英作文は、本文を読んだことを参考に(ヒントに)与えられたテーマに沿う英作文をつくるスタイルです。

  大問3:「会話文」読解  配点 28点

  大問4:「物語文など」読解+英作文 配点 28点(英作文8点)

 ※大問4の英作文は、大過去5年、本文の内容に関して「次の質問に英語で答えよ」といった

  英語の疑問文に対して、本文の内容に即した答えを英語で書く、というスタイルです。

 

 

平成23年度はどうだった?大問2の英作文

 大問2 3(2)3つの英文 配点12点 正答率63.9%

 平成23年度は、

「この記事を読んだ後で、あなたが困っているときだれかに助けてもらったことについて、

英語で書くことになりました。あなたがだれかに助けてもらったことを一つ取り上げ、

そのことについて三つの英文で書き表しなさい」

というものでした。

誤答パターンとしては、助けてもらったことを3つ書いてしまう、英文が3つではない(ピリオドが3つではない)、

が考えられますが、過去問演習をしっかりやって慣れておけば回避できるミスです。

構成のパターンを身につけておくと書きやすいでしょう。

今回であれば、一文目:困った出来事  二文目:だれが助けてくれたか 三文目:どのように助けられたか。

突発的にテーマが与えられているのではなく、文章が与えられています。文章の内容、表現を流用して

英作文が作れるようになっていますから、どうやって作文のヒントを本文から掴むかを練習することがポイントです。

また、書きたいことを無理に書くのではなく、自分が英語で表現できることを無理せず書くようにしましょう。

 

 

平成23年度はどうだった?大問4 読解と英作文

大問4 物語文 大問平均正答率50.2%

 問1 英文解釈 thatの指す内容 記号選択  配点4点/正答率78.7%!

 問2 要旨把握 本文の流れ 記号並べ替え  配点4点/正答率32.6%

 問3 内容一致 空所補充 記号選択 ×3題

  (1)配点4点/正答率67.5%! (2)配点4点/正答率57.6% (3)配点4点/正答率60.6%!

 問4 内容把握 英問英答(英作文) ×2題

  (1)配点4点/正答率13.6% (2)配点4点/正答率40.8%

 

 

【出題パターン大問4全体】

<選択式問題>

1.本文の内容と合っているものを選ぶ問題

文が途中まで書かれていて、穴埋め箇所を選択肢の中から選ぶ。

書かれている場所を見つけ、よく読めば解ける問題。

 

2.話の流れの順に並べ替える問題(完全に正答出来て得点できる)

いずれの選択肢の文も、本文中に同じ内容が書いてあるので、ていねいに読み進めれば正解できる。

 ※正答率UP作戦!

  先に選択肢を訳しておく。それから本文にとりかかり、

  該当箇所毎にチェックすると、本文を読み終わる=並べ替えも完了!

 

3.内容一致 選択肢から選ぶ

選択式の問題は、下線部の前後を読めば正解を導きやすい問題。本文の中から見つけることができます。

英文を読むスピードが遅い、または本文をきちんと読まずに書いてあるところをあてずっぽうで探そうとすると時間が足りないことも。

 

4.英作文 (英問英答)

本文の内容に沿った英語の質問に英語で解答する。本文の内容を理解し、

英語のルールにのっとって正しく文が書けること。

本文を利用できるので、放棄せず挑戦しましょう。主語と動詞の形を間違えないようにしたい。

  平成23年度の(1)

  What  did  Hiroki decide to do for the class after he saw Ken in a park ?

  主語はHiroki → he  ,   動詞はWhat  did  Hiroki  decide  to  do なので過去形 decided 、

  よって He decided to    practice  ~ で答えが書ければよい。
 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

重要!!代名詞(he、she、thatなど)が具体的に何を指しているのかを常に把握しておく(書きこみながら)。

会話文(” ” でくくられたところ)と普通の文章が混じっているので状況描写なのか、登場人物の心情描写なのか、

確認しながら読んでいくことが解答の近道です。ただし、英語が苦手な受験生に「よく読もう」と言っても、

よく読むという感覚が身についていないことが多いので、一緒に読み進めながら、

横にメモ書きをしたりなどの作業を体験を通して身につけていくような指導を受けることをお奨めします。

英作文は、「どの疑問詞ではどういう答え方をするのか」をしっかり練習することと、時制の間違いに注意することが

大切です。毎回添削を受けて、数をこなし慣れておくことが大切です。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

東京都立高校の共通問題の英語は、以下の構成になっています。

配点ではリスニングが20点残りは長文の問題です。

大問1:リスニング  配点 20点 

大問2:「会話文」読解+英作文  配点 24点(会話文12点)  

大問3:「会話文」読解  配点 28点

大問4:「物語文など」読解+英作文 28点

 

今回は、大問2と大問3「会話文」についてみていきます。

大問4「物語文など」については次回のテーマ「英作文」の際にみていきます。

 

 

平成23年度はどうだった?

大問2 対話文 大問平均正答率60.1%

 1 空所補充  記号選択  配点4点/正答率70.5%!

 2 空所補充  記号選択  配点4点/正答率46.6%!

 3(1) 内容一致  記号選択  配点4点/正答率59.4%

   (2)条件英作文 (三つの英文で書きあらわす)  配点12点/正答率63.9%(部分正答含)

大問3 会話文 大問平均正答率58.8%

 問1 英文解釈 thatの指す内容 記号選択  配点4点/正答率55.6%

 問2 英文解釈 単語記述  配点4点/正答率64.6%!

 問3 英文解釈 書き換え 記号選択  配点4点/正答率50.6%

 問4 英文解釈 単語記述  配点4点/正答率52.8%

 問5 英文解釈 記号選択  配点4点/正答率45.7%

 問6 英文解釈 soの指す内容  配点4点/正答率78.2%!

 問7 英文解釈 内容一致穴埋め  配点4点/正答率63.7%!

 

【出題パターン】

<選択問題>

1.空所補充(大問2)  

 平成23年度は色の組み合わせ、時間の計算を与えられた表、メモ、文章から読み取れば正解できる問題でした。

 短い内容なので、きちんと日本語訳を書き込んでいけば得点可能です。

2.下線部の内容を問う問題  

 下線部の前後をよく読めば解ける問題。ていねいに和訳をしながら会話の流れを捉える。下線部の訳は必須。

3.話の内容を問う問題  

  話の要約が英語で書かれていて、2問穴埋めの形式。話の流れを理解しておく必要がある。

  また、2問のうち1問は対話の中に答えが載っていることが多いので、消去法で解く手もある。

4.下線部における発言者の気持ち(思い)、様子、発言の理由を問う問題

  文脈の前後から判断できるが、発言者の立場になって考える力も要求される。

  また、下線部の訳は出来るようにしたいところ。

 

<記述問題>
単語を書かせる問題(動詞、名詞が多い)が例年出題される。
下線部の内容を言い換える問題がほとんど。

直前の文章に書かれているものから答えを導ける問題、話の流れから推測しないと解けない問題、

文法知識が問われる問題などがパターン。

平成23年度のミス解答としては

大問3の問2で interested →誤 intersting、 問4で messages →誤 message(単数形)

などがあげられます。

内容は読み取りやすく、解答の検討もつけやすいのですが、知識が曖昧だと不正解になります

ミスというよりは知識不足ですから、同じ間違いを繰り返すことが多いでしょう。

 

動詞の活用は古文の用言活用と同じくらい徹底的にマスターすること。

また品詞の使い分け、名詞の単数形、複数形の使い分けは、もう一度きちんと勉強し直しておくとよいでしょう。

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

英語の勉強をするときのポイントのいくつかをご紹介します。

1.英語の教科書(対話文)を訳す時のポイント。

  代名詞(this、that、they、he、sheなど)が具体的に何(誰)を指しているのかを考え、毎回置き換えて訳す。

  → 発言者、発言内容、話の流れが分かりやすくなります。

  長い文章を訳すときは、接続詞(and、when、soなど)の前で/(スラッシュ)を入れてみる。

  and + 動詞の形であれば、主語を補ってみる。

  → 視覚的に見やすくすることで、訳しやすくなります。

2.ノート作りのポイント

  ① ノートの左半分に、2行空きで英文を書く。

  ② そのすぐ下の1行に訳文を書く。

  ③ 2行目は、調べたものを記入したり、間違えた箇所を直すために空けておく。

  ④ 意味を調べたものは2行目にも意味を書いておく。

  ⑤ 訳がおかしい、間違いの場合は正しい和訳を3行目に書く。

 

ノートの右側は、板書用、授業メモ用。大事なポイント、間違えやすいポイントなどをメモするページ。

和訳の復習をするときは、教科書などを、ノートの上に重ね、和訳を隠して口頭で和訳し、ずらして3行目の訳を参照。

英文の練習をするときは、同じく教科書などを重ね、3行目の和訳文をみて紙に英文を実際に書いて、1行目を参照。

 

一つの例です。書きっぱなしのノートではなく、復習で使えるノートをつくると効果的です。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

数学、理科に続き、今回から、東京都立高校入試の共通問題「英語」についてみていきます。

まずは、単語、文法の対策についてです。

 

都立国際高校の英語、および自校作成問題を出題する都立高校( 日比谷高校 西高校 国立高校

 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校

 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など

は、形式は共通問題に似ていますが、長文のレベルや量に違いがあります。

自校作成校については、英語に限らず、数学、国語についても別途まとめたいと思います。

 

<問題構成はリスニング1題+長文大問3題>

都立高校の英語入試問題の大きな特徴として、単語や文法の知識を問う「大問」がない!という点が真っ先に挙げられます。

私立高校を始めとして、多くの高校の入試問題では、

大問で適切な語句を選ぶまたは書く穴埋め問題がまとまって出題されたり、

整序文の問題、書き換え問題が出題されることが多い分、めずらしいといえます。

長文問題の中に、単語の問題、文法知識を問う問題が数問差し込まれています

平成23年度では、解答形式自体は単語を書かせるものが大問3で2題出題されていますが

英文の内容を踏まえて適切な語を穴埋めする問題であり、単体では正解を導けない問題です。

 

ただし、英文を読む=必要な単語の知識、文法の知識は必須です。

長文を読むにあたって、中学生必須ではないが意味が分からないと読解に差し支える単語、語句については注釈が与えられます。

 

教科書に出てくる基本単語はきちんとマスターすること、時制(現在形、現在進行形、過去形、過去進行形、現在完了)、助動詞および助動詞をつかう会話文の受け答え、受動態は、都立高校受験に限らずしっかり練習して身につけてしまいましょう。

なお、that節の文章、接続詞、不定詞、関係代名詞に関する出題が都立高校の共通問題では出題されるケースが多いです。

教科書の裏にある、「動詞の不規則変化」表は、繰り返し小テストを行い全てマスターしましょう。動詞がわかれば、かなり読めるようになります。

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

英語が苦手だという受験生の多くに共通するのが、

「書いて練習する習慣がない」「書いて練習しても覚えないと思い込んでいる」というように、「書かない」ということです。

おそらく、保護者の方や学校の先生、塾に通っている人は塾の先生から、「書いて練習!」

と口が酸っぱくなるほど言われつづけていると思います。

そしてたまに書いて練習してみて、やっぱり覚えないとすぐに投げ出す、ということを繰り返すようです。

小学校高学年になるくらいまでは、漢字でも10回ずつ書いたりするといくつかは覚えることができるのですが、

学年があがるにつれて、能動的に取り組み、効果的に練習し、チェックと反復の機会を設けないと、

残念ながら、なかなか覚えられなくなります。

特に、小学生の頃に漢字テストが不合格だと10回ずつ間違えた漢字を書いて提出!というように、

書くことに対して罰ゲームのような感覚が身についている生徒の場合、書かせるまでがひと苦労です。

実は、暗記の仕方、書いて覚える練習の仕方というものがあり、かつ生徒によって微調整が必要なのです。

なによりも、「覚える目標」と「練習後の成果確認」が非常に重要です。

一度に何語の単語をまとめて覚えるか?を含めいくつかの方法を試していくと、その生徒に合うやり方が見つかります。

また、「しばらく続ける」ということも大事です。1,2回試してみてすぐに成果がでるというのは少なく、

何度かやるうちに頭の中に回路ができあがり、だんだんできるようになります。

バッティング練習、ボーリングの投げ方、などと同じですね。

先生と一緒にいろいろな方法を試して、自分に合う覚え方をぜひとも見つけてください!

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は「 地学 」分野についてみていきます。

理科全般と「物理」はこちら 、「化学」はこちら、「生物」はこちらをどうぞ。

理科と社会は、自校作成校( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 

新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など

も共通問題を使用します。

※都立国際高校など、一部3教科型の受験校があります。

 

 

平成23年度はどうだった?

【生物分野の出題】

平成23年度は 大問1の小問6題中1題、大問2の問1問2(環境)および大問3の4題、27点分が地学分野の出題でした。

・大問1 問5 「金星の位置」 配点4点/正答率55.7%

・大問2 問1 「温室効果ガス」 ※環境、自然と人間 配点4点/正答率67.4%

       問2 「二酸化炭素濃度グラフ読み取り」 配点4点/正答率85.0%!

・大問3 問1 「地震 観測記録の読み取り」 記号 配点2点/正答率88.0%!

         「震度とマグニチュードと違い」 記述 配点3点/正答率45.8%

      問2 「地震波(S波)の速さ」 配点5点/正答率51.0%

        問3 「地震 主要動の到達時間の計算」 配点5点/正答率11.0%

 

 

【傾向と対策】

過去、大問15点で出題されたのは、平成23年は「地震」、平成22年は「天気(気圧、雲の発生、記号)」、

平成21年は「天体(太陽の日周運動、季節による星座の見え方)」、平成20年は「地層、川のはたらき」、

平成19年は「天気(乾湿計、天気図)」というように、分野は連続していませんが、

大問1での出題まで含めると、火山と地震については3年連続で出題、

地層に関しては平成23年こそ出題はありませんがその前は連続で出題されています。

天気も平成23年は出題なしですが、同じく連続で出題されています。

「 地震 」「 天気 」の二単元は、過去の出題傾向および、現在の社会情勢からも、

しっかり勉強しておくことをお奨めします

地学分野の出題の特徴として、

資料、グラフの読み取り」と「ストーリー性(何がどうなってどんな結果になるのか)」があげられます。

一問一答的に用語を答えさせるのではなく、正しい因果関係を記述しているものを選択させるものが中心です。

図表を読み取る練習と合わせて、用語の説明をまとめておきましょう。

地震全般、天気は要注意です。火山、地球の自転、公転は最近出題されてませんが、念のため勉強はしておきましょう。

 

 

自校作成校を始めとするトップ校(日比谷高校 西高校 国立高校など)の受験者は、8割以上~90点が目標です。

入試で5教科400点以上を目標(駒場高校武蔵野北高校竹早高校など)とする受験生も同様です。

正答率からもわかるように、地学は点数を取りやすい単元です。

理科が苦手な人にとっても、身近なテーマが大半ですからあきらめず勉強してみましょう。

 

 

 ※視覚的に理科を勉強「トライe-カテイ塾

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

用語を問うスタイルではなく、用語を提示し、その用語について自分で説明するというスタイルで勉強すること。

「積乱雲ってどんな雲?どうやって発生するの?発生するとどんなことが起きるの?」というように、

どんどん質問を投げかけて答えていくスタイルで勉強すると、はっきり答えられないところが出てくるはずです。

その部分が「あいまい」な理解になっているところですからその場ですぐに確認し、

穴を埋めていく勉強方法をお奨めします。

地学分野といっても、天体は得意だけど地震は不得意、というように地学とくくられる単元の中でもわかれてきます。

できるものを増やすのが結局は近道なので、「天気」「地震」「火山」…と、一つずつ、丁寧に解決をしていきましょう。

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