
2021年2月
2021年2月3日
大手集団塾を徹底比較!中学受験を始める場合、どの塾に入れるべき?
こんにちは!
家庭教師のトライ東京校です。
今まさに都内では私立中学の入学試験が行われています。
小学校5年生以下で、「これから中学受験対策を始めたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか?
中学受験の対策をする際、ほとんどの方が大手の集団塾に入塾をします。
(実際トライをご利用いただいている中学受験生も多くの方が集団塾に入っています)
ただ、集団塾といっても特徴はさまざま。
それぞれの塾の特徴や、お子さまの適性をよく理解しないまま入塾してしまうと、後から後悔してしまう可能性もあります。
そこで、ここでは代表的な集団塾の特徴を解説していきます!
ぜひ塾を選ぶ際の参考にしてみてください。
1. SAPIX
◆評価
【授業の進む速さ】★★★★★(とても速い)
【授業の難易度】★★★★★(とても難しい)
【宿題の量】★★★★★(とても多い)
◆概要
【授業用教材】『デイリーサピックス』
【家庭学習用教材】『基礎力トレーニング』
【テスト】マンスリーテスト・組分けテスト
【模試】SAPIXオープン
御三家をはじめとする難関校への合格実績が最も多い塾。
授業は上位2割の生徒に合わせて進むため、ついていける子とついていけない子の差がはっきりと分かれます。
テキストは解説が少なく、授業で理解できていない場合、追加で家庭学習をする必要があり、保護者の負担が大きくなる可能性が高いのがこの塾の特徴です。
<この中学校の合格実績が多い>
開成中、麻布中、桜蔭中、女子学院中、雙葉中、駒場東邦中、広尾学園中、渋谷教育学園渋谷中、慶應義塾中等部、早稲田中、浅野中、聖光学院中など
2. 日能研
◆評価
【授業の進む速さ】★★★(普通)
【授業の難易度】★★★(普通)
【宿題の量】★★(やや少ない)
◆概要
【授業用教材】『本科テキスト』
【家庭学習用教材】『栄冠への道』
【テスト】カリキュラムテスト(小5までは隔週、小6は毎週実施)
【模試】全国公開模試
成績上位層に限らず、幅広い学力層を受け入れる中学受験専門塾。
宿題は比較的少なく、同じ問題を何度もじっくり考えさせる傾向があります。
一方で、学習リズムを作っておかないと、定期的に行われるカリキュラムテスト(通称:カリテ)のテスト勉強に追われてしまう可能性があります。
<この中学校の合格実績が多い>
フェリス女学院中、創価中、開智中、サレジオ学院中、山手学院中、日本女子大附属中、鎌倉女学院中、青山学院横浜英和中、湘南白百合学園中など
3. 早稲田アカデミー
◆評価
【授業の進む速さ】★★★★★(とても速い)
【授業の難易度】★★★(普通)
【宿題の量】★★★★★(とても多い)
◆概要
【授業用教材】『予習シリーズ』
【家庭学習用教材】『日々の○○』『Wベーシック』
【テスト】週テスト・組分けテスト
【模試】志望校別模試あり
原理原則から理解を深めるのではなく、問題演習を繰り返すことで、考え方や解き方を頭に叩き込む指導方針が特徴の塾。
今回ご紹介する塾の中で唯一勉強合宿を行っていることも特徴です。
宿題の量が圧倒的に多く、学習リズムをつかむことができないと、ただこなすだけになってしまう可能性があります。
<この中学校の合格実績が多い>
武蔵中、早稲田高等学院中学部、早稲田実業中、都立小石川中、都立武蔵中、茨城大学教育学部付属中など
4. 四谷大塚
◆評価
【授業の進む速さ】★★★★★(とても速い)
【授業の難易度】★★★(普通)
【宿題の量】★★(やや少ない)
◆概要
【授業用教材】『予習シリーズ』
【家庭学習用教材】『演習問題集』
【テスト】週テスト・組分けテスト
【模試】合不合判定テスト
自社制作をしているテキスト『予習シリーズ』は解説が丁寧で、多くの生徒にとって学習しやすいものになっています。
授業の進度は速くないため、 SAPIXに比べれば保護者の負担は大きくないといえます。
真面目にコツコツ取り組める子に向いている塾です。
<この中学校の合格実績が多い>
明治大学付属明治中、立教女学院中、明治大学附属中野中、慶應義塾湘南藤沢中等部、横浜国立大学附属横浜中、森村学園中、立教新座中など
5. 市進学院
◆評価
【授業の進む速さ】★★(やや遅い)
【授業の難易度】★★(やや易しい)
【宿題の量】★★(やや少ない)
◆概要
【授業用教材】『必修シリーズ』
【家庭学習用教材】『ベーシックトレーニング』
【テスト】定例試験(年8回)
【模試】なし
千葉御三家および千葉・茨城の国公立附属中の合格実績が豊富な塾。
宿題の量や授業の進度は比較的穏やかで、合宿等も行っていません。
ただし、難関校を狙う生徒はハードな課題と拘束時間を課されます。
<この中学校の合格実績が多い>
千葉大学教育学部付属中、千葉日本大学第一中、江戸川学園取手中、芝浦工業大学附属中など
6. 栄光ゼミナール
◆評価
【授業の進む速さ】★★(やや遅い)
【授業の難易度】★★(やや易しい)
【宿題の量】★★(やや少ない)
◆概要
【授業用教材】『必修シリーズ』
【家庭学習用教材】『ベーシックトレーニング』
【テスト】定例試験(年8回)
【模試】なし
生徒一人ひとりの「学ぶ力」を伸ばすために、「少人数グループ指導(定員12名)」をとっています。
他にも、エクタス(難関私国立中の受験専門)やE-Style(都立中高一貫校・都立高校の受験専門)もあります。
毎年夏に通塾型の合宿「栄光の森」を開催しています。(難関校向けの合宿は泊まり込み)
<この中学校の合格実績が多い>
東京大学教育学部付属中など
いかがでしたでしょうか。
先ほどもお話ししましたが、集団塾といってもそれぞれ指導方針や得意する領域が全く異なります。
どの塾に入ったら合格する、というものはありませんが、入る塾によって学習効率は大きく変わる可能性があります。
そういった意味で、塾選びは慎重に行っていく必要があります。
お子さまの志望校や性格、学習状況から、どの塾に入塾すべきかを慎重に判断しましょう!
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