2011年7月4日
鳥取県 高校受験対策【国語】
こんにちは。定期試験も終わり夏休みの学習について皆さん色々とお考えだと思います。トライにも、夏休みからの学習についてのご相談を数多く頂戴しております。本日は中学3年生の夏休み学習についてお話したいと思います。
よく、国語は勉強のやり方が分からないという声を聞きます。数学や理科・社会のように答えが明確では無いし、子供の頃から日常で使っているので、英語のように1から単語や文法を覚える必要が無い為、何を勉強すれば良いかが分からないのだと思います。
国語の勉強をする際に必要なのは以下の3点です。
①語彙力(ことばと漢字の知識量)
②読解力(文章を正しく理解する力)
③作文力(伝えたいことを簡潔に正しく伝える)
これを、①⇒②⇒③の流れで理解する必要があります。
それぞれの学習方法について簡単にお伝えします。
(詳しくはアドバイザーが訪問した際に生徒さんの現状を確認しながら学習方法を提案します。)
①語彙力を強化し、漢字を覚える。
語彙の数を増やすことは、「音読」をすることから始まります。音読をしながら全く分からない言葉や、何となくわかる(不安な言葉)に印を付けて一つ一つの意味を調べます。辞書を引いて言葉を調べるのですが、その際に似た意味を持つ言葉や同じ言葉で別の意味を持つものも記載されているので必ずチェックして下さい。
漢字も同様に漢字のもつ意味に注目していくことが大切です。(へんやつくりに意味がある漢字は非常に多く、熟語の場合は複数の漢字が組み合わされて出来る意味を持つものが多く有ります。) また同じ漢字を使う別の言葉(例:優秀、優劣、優勝など)を一気に覚えていくことも大事です。漢字一つ一つを覚えるのではなく関連で覚えていきましょう。
②ゆっくりと読むことで読解力を養う。
最初はゆっくりと一文ずつの意味や繋がりを意識して読むようにしましょう。問題集の文章は難解なものはなく、読み解きやすいものが多いです。そのため文の構成や段落ごとの関係を意識せず読み進めてしまう事が多いですが、最初は時間をかけてでもじっくりと深く読み解くようにしましょう。主語と述語・修飾語のかかり方に注目するようにしましょう。
③作文に対する慣れと、簡潔に要点をまとめる力を身につける。
作文は自分の意見を端的に伝える力が必要になります。日々日記などをつけながら「誰が、いつ、どこで、何を、どうした」という部分と一番伝えたいことは何なのかという部分に注意して訓練する必要があります。入試では150文字程度での作文があります。与えられたテーマを自分の言葉で端的に書く事が求められます。日頃から訓練しましょう。
国語の勉強は当たり前のことを丁寧に行うことと、今まで出来ていると思っていた事をやり直すことで成績が飛躍的に伸びます。
すぐに結果が出る科目ではないので辛抱が必要ですが、この夏から是非始めてみてください。