2011年11月7日
鳥取県大学入試 社会対策【世界史・日本史・地理】
今年度より社会科も科目選択方法が変更になり、地歴で2科目又は公民で2科目受験することが可能になりました。しかし地歴2科目受験が可能なのは一部の学科だけで、ほとんどの文系学部では地歴から1科目、公民から1科目と従来通りの科目選択を課しております。
今回は地歴(世界史、日本史、地理)についてお話いたします。
世界史
世界史は暗記項目が多く、早めの準備と対策が必要になります。但し世界と言う広い範囲にわたっての知識が問われ、細かい知識を細々と問う問題は少なく、日本史と比較すると専門的に勉強していなくても高得点が狙えます。
全体的には問題の難度は低いですが、「西洋史と中国史の関わり」など、学校の勉強では別々に習い理解したものもあるので、受験対策としては、別々に覚えた知識を世界全体での体系的な流れとして理解することが大事になります。
日本史
日本史も暗記内容が多く、時間のかかる科目です。世界史とは異なり中学時代に基本的な内容を勉強しているので、高校内容はさらに細かい内容となり難易度も高くなります。
しかし、中学時代から馴染みのある内容で、かつ日頃からTVや書籍などで目にすることも多いため、最初のハードルは世界史より低いかもしれません。
二次試験科目で日本史が必要になる場合や私大受験で日本史対策をしている生徒さんにすれば、センターレベルは比較的簡単なものです。文系の受験生はチャレンジしても良いのではないでしょうか。
地理
地理は世界史・日本史と比べると暗記内容は格段に少ないです。70%程度の点数を狙うのであれば時間をかけずに最低限の内容を覚えていけば十分です。高得点を狙う場合は、歴史的背景や政治的な内容の理解が乏しければ得点出来ない問題がありますので、世界史や日本史以上に時間をかける必要があります。
地歴に関しては一長一短です。現状の自分の目標を考え、
メイン科目としてとにかく高得点を目指すなら「世界史」「日本史」。
サブ科目としてそこそこの点数を目指すなら「地理」「世界史」。
など、各々の状況に合わせて科目選択をするのが良いでしょう。
来年度受験を考えている高校2年生は、センター翌日に新聞に掲載される問題を解いてみて問題のレベルと自分の実力のレベル差を確認するようにしましょう。