2012年5月9日
鳥取県 ノートの取り方を変えてみよう
定期試験の時期が近づいてきました。試験準備をし始める生徒さんもいると思います。
日々の授業におけるノート取りの良しあしで、復習の理解や効率に大きな差が生まれます。
今回は効果的なノートの取り方・まとめ方についてお話します。
ノートを取る際には以下の3点に注意しましょう。
①授業中はノート取りに集中しない。
頑張っているのに結果が出ない女の子に非常に多いのがこのケースです。
板書を写すだけでなく、カラフルなペンや定規を駆使して、一つの作品を作り上げている
状態で、ノート作成に集中してしまうため、教師の話をほとんど聞けず、
見直しをしても「どこが重要なのか?」が全く分からなくなっているケースです。
②授業ノートや計算ノートは贅沢に使う。
板書の内容を余白無く書き写す生徒さんがいます。授業は板書したことだけでなく
先生が話すことからも重要な内容が得られます。板書内容の書き写しを
左右などに余白を取り、先生が話した大事な事も書きとめるようにしましょう。
計算ノートも同様に大きく使うようにして下さい。間違えた際にも
計算ミスを見つけやすくなり、やり直しが容易になります。
また、大きく書くクセをつけることで、ミス自体が減るようになります。
③当日の夜に復習でノートを見直すようにしましょう。
授業当日の夜に教科書とノートを見ながら授業内容を思い出すようにして下さい。
授業内容を思い出しながら補足で書き足しをしたり、大事な部分を再度赤ペンで
強調したりと、試験前に見直すことを考えて微調整をしましょう。
最後に、多くの生徒さんのノートを見て上手なノートの取り方だと思ったものを何点か紹介します。
①板書丸ごと書き写し型
ノートを横にして、上のページは板書を丸ごと書き写し、下のページには
先生が話したことや補足事項をメモ書き⇒後で直しを入れている書き方。
多い時は1回の授業で6ページ(板書3回)使う事もあるようですが、
本人は「これを見れば授業を思い出せる」と話しています。
②数学の授業ノートを2分割にする
計算などが横にだらだらと伸びるのは美しくない・見にくいので
ノートに1本線を引いて分割して活用。計算式がコンパクトにまとまり
見直しも非常に容易になります。
③英文貼り付け型
英語の教科書をコピーしてノートの左ページに貼り付け、右ページに和訳や
授業で習った内容を記入。重要な単語や文法事項は、左ページの解説だけでなく
本文にも同じ色の蛍光ペンでマークがしてあり、見直しの際に非常分かりやすく作っていました。
これら全てに共通することとして、
「ノートを贅沢に使っている」「自己流で使いやすく工夫している」事が挙げられます。
今回の内容を参考にしていただき、自分流のノート作成を試してみてください。