2011年11月
2011年11月3日
鳥取県大学受験 理科対策【生物・地学】
・生物
生物Iは、試験時間60分で大問5題を解答することになります。
この5つの大問は、「細胞」・「生殖と発生」・「遺伝」・「環境と動物の反応」・「環境と植物の反応」からなり、生物Iの全範囲から出題されます。このうち、「発生」と「遺伝」は、ほとんど間違いなく出題されます。
難易度は、おおむね平均点が60点になるように作られています。
問題の内容ですが、基本的な知識問題が約半分を占めます。これは、教科書にでてくる用語をしっかりと覚え、要点を整理していれば容易に解ける問題です。しかし、中には難問と言われるレベルのものもあります。高得点を目指す生徒さんは幅広い知識を正確に習得しておくことが必要になります。
残り半分は、実験考察問題と遺伝の計算問題です。「生物は暗記科目」だと言われますが、センター試験では生物Iの基本的な知識をもとにした実験考察問題が出題されます。また、遺伝では計算が必須です。問題文を読みこなし、データを解析して正しい解答を導き出す能力が必要になります。これは、しっかりとした準備が必要になります。遺伝は数学と同様に、たくさんの演習を行うことで処理速度が上がっていきます。遺伝計算には時間をしっかりと費やすようにして下さい。
・地学
受験者があまり多くなく、見過ごされやすい科目である地学ですが、覚えなければならない内容が他の3科目に比べ少なく、短時間でも高得点が狙える科目です。文系であればほとんどの大学で利用出来ます。(理系は理科総合と同様に使用できる大学・学部が限られるので注意が必要です)
内容としては、固体地球、岩石鉱物、地質図・地球史、大気海洋、天文の5大分野からひとつずつ大問が組まれています。どの範囲も必ず出ると考えて、全般的にしっかりと取り組むようにして下さい。これからの2ヶ月程で仕上げるのであれば、参考書を1冊とマーク式の問題集を用意して1日5~8ページ程取り組むようにして下さい。
①参考書を見ながらマーク式だとどのような問題になるかを確認しながら基礎知識を身につける
②参考書を見ずに問題を解き、答え合わせをしながら復習する
この①②をひたすら繰り返すようにして下さい。