2015年11月12日
山口県 公立高校入試の出題傾向と対策①
どの高校も中学校も中間テストが終わり、返却もされたことと思います。
今回のテストを振り返って、自分に足らなかったことなどを
しっかり考えて次のテストに向かっていきましょう。
さて今回は[公立高校の入試]について紹介していきます。
~傾向~
大きな変更点としては、本年度より5地域に分かれていた通学地域が撤廃され、
県内全域が通学地域となります。英語についてはリスニングが含まれます。
国語の聞き取り検査は平成26年度入試より撤廃されました。
平成25年度入試より実施されている学校指定教科検査(国語・数学・英語 各20点)については
平成27年度入試では22校30学科で実施され、基礎学力は問われるとともに、
それを活用した課題解決力が問われました。
年々入学定員については削減傾向にあり、すでに発表された
平成28年度の定員も全日制全体で175名減少しました。
ただし、近年倍率の高かった一部の普通科ではわずかであるが定員増も見られます。
~対策~
①英語
リスニング1題/会話文読解2題/長文読解問題1題/英作文問題1題という構成。
なお、最後の大問も25年以降和文英訳の問題で変わらず。
全体的に記述式の問題が多い。
また、読解問題では内容を正確に読み取ることが要求されるため、
単語・イディオムの十分な知識と、英作文ができることが求められる。
加えて英文の内容を本文と異なった表現の英語で
答える問題もあるので練習が必要。
②数学
出題数は例年10題前後と多いのが特徴で、
解きやすい問題を見極めそこから解いていく判断が必要。
いずれにしてもスピードが求められるが、問題は比較的基本的なものが多いので、
基礎がしっかり身についていれば、十分得点可能。
図形の証明問題および作図問題は頻出。
また、関数、図形と確立といったふうに複数の単元を
横断する融合問題が出題されるので、過去問等でしっかり慣れておくこと。
③国語
小説・論説文・古文・漢文・作文の大問5問構成。
漢字の読み書きと文法事項は必ず出題される。
小説は登場人物の心情を読み取り、論説文は筆者の主張をまとめたり、書き出す問題が多い。
多く問題を解き、練習をすること。
古文漢文は仮名遣いや返り点など基本的知識と内容理解が主。
作文は会話文を読み、それに関するテーマで実体験をもとに
意見を述べる問題が多い。意見を短くまとめ、書く練習を重ねること。
次回は理科・社会の対策法、入試日程の詳細を紹介します。