2018年8月10日
山口県の中学受験情報②
みなさんこんにちは。
前回に引き続き山口県の中学受験情報についてお話します。
今回は各教科の傾向と対策についてです。
山口県の中学受験は、全体的にみると標準レベルの問題が中心で、基礎学力を見る試験です。
傾向をみると、国語と社会は標準レベルなのに対し、算数と理科はやや難しい問題が含まれてます。
特に算数は思考力が必要な問題も多く、しっかりとした対策が求められます。
<国語>
作文や記述問題などで若干形式が異なりますが、漢字の読み書きなど基本的な部分は同じです。
ただし、学校によって文章読解が難しかったり、漢字だけでなく慣用句や文法についての出題があったりするため、
受験する学校の過去問をよく解いて傾向を見極めることが大切です。
文章題は必ずでるので、作者の意図や登場人物の心情の変化を読み取る練習、要約などを練習しておきましょう。
漢字や慣用句などは、勉強しておけば点が取りやすい範囲なので、こういった問題で得点できるように学習しましょう。
<算数>
小数や分数の計算など、基本的な計算問題はどの学校でも出題されます。
山口大付属山口高校などは、問題数が多く、一つの問題に時間を使いすぎると足りなくなってしまうため、
出来ないと判断した問題は後回しにするなど、問題の解き方も練習しておきましょう。
また、複雑な計算を必要とする問題はどの学校もあまり出題されず、思考力が求められる問題が多い傾向にあります。
過去問を通して傾向を把握しつつ、考える問題で思考力を培うことが大切です。
また、計算は早く・正確にできるように訓練しておきましょう。
計算で時間をとられてしまうと、考える時間が少なくなってしまいます。
学校によってやや難解な問題が出題されることもありますが、
標準問題が多いので、教科書レベルの問題は確実に習得しておきましょう。
<理科>
まずは教科書に出てくる基本的な用語を完璧に覚えましょう。
実験に関する問題も多く見られるため、器具の扱い方から実験の操作方法までしっかりと確認しておきましょう。
単に暗記するのではなく、なぜそうなるのか考え理解を深めることが大切です。
図や表から考える問題や、作図の問題なども見られます。
出題範囲は多岐にわたり、年度によって出題範囲が変わりますが、
学校によっては頻出単元などもあるため、やはり過去問での演習が必須となります。
<社会>
こちらも、教科書に出てくる人物名や地名、出来事の名称など、基本的な用語は押さえておきましょう。
難解な問題を出題する学校もあり、資料集などにも手を付ける必要がある場合もあります。
歴史では、起こった出来事の前後を把握しておきましょう。
年号まで問われることはないと思いますが、前後関係やだいたいの年を把握していれば並び替えなどにも対応できます。
地理は、全国の都道府県名、特産品なども押さえておきたいところです。
資料の読み取り問題などもよくみられるため、普段の授業から意識して取組ましょう。
どの科目でも総じて言えるのは、まず学校で習う基本的な問題ができるようにしておくことが大切ということです。
そして、受験する学校の傾向に合わせて対策するのが最善です。
また、受験する学校の過去問は必ず入手し、何度も解いて出題形式や傾向に慣れておきましょう。
入試はどの学校にもある程度の傾向があり、大きく変わる年が稀にありますが、対策は十分に可能です。
国立や県立の学校はホームページに過去問を掲載しているので、是非参考にしてください。
中学受験は夏からであれば十分に対策は可能です。
この夏休みから受験校に合わせた対策で、効率よく学習しましょう。
まだ迷っているという方は、興味のある学校全ての説明会に参加してみてください。
実際に学校を訪れ、説明会に参加することはモチベーションアップにも繋がるはずです。
この夏休みから、受験に向けて本格的に対策を始めましょう!