2018年8月30日
昨年度のセンター入試の傾向と対策!
みなさんこんにちは。
夏休みももう終わってしまいますが、課題は順調に終わらせていますが?
自分の立てた目標は達成できましたか?
出来なかったという人は、なぜできなかったのかを考え、2学期以降の学習にしっかりと活かしましょう。
さて、今回は大学受験情報についてです。
二次試験は学校によって大きく傾向が異なるので、志望校が既に決まっている人や、
気になる学校が見つかっている人は、一度過去問を見てみましょう。
解けない問題もあると思いますが、一度解いてみるのもいいと思います。
今回は、昨年度のセンター入試の傾向と対策についてお話します。
傾向を確かめながら、今後の学習の参考にしていただければ幸いです。
<国語>
評論は、文章量が例年より多く、読むだけでも時間をかなり費やすので、時間配分が重要となりました。
文章の表現と構成を問う問題では、適当なものを選ぶ問題と適当でないものを選ぶ問題と両方あったため、
日頃から設問をよく読んでいないという人は注意が必要です。
小説は、ここ数年ずっと現代女流作家の作品が出題されています。
理由を選択する問題や、表現に関する問題が出題されていました。
本文を丁寧に読み返し、作者や登場人物の意図を推測する力が求められます。
古文、漢文に関しては、例年通り文法問題と意味を内容を推測する問題が出題されていました。
文法のような基本的な内容を押さえておくのはもちろん、文章の内容を読み取れるように訓練しておきましょう。
また、例年通り漢字の読み書きが出題され、漢字は得点源になるため、
日頃から正しい漢字を書き、読めるように学習しておきましょう。
<数学>
数学は、出題傾向・難易度ともに昨年と同様でした。
集合や、ヒストグラムなどのデータの分析の問題も出題されており、
これらの単元はよく理解できていない状態の生徒をよく見かけるので、
抜けモレのないようにすべての単元をしっかり復習しておくことが大切です。
選択問題では、場合の数と確立・整数の性質・図形の性質の単元から出題されました。
どれもさほど難しかったというわけではありませんが、
図形の性質では、線分の比の大小関係で交点が図形のどちら側にあるのかを問う問題もありました。
このように見たことのない問いがあっても落ち着いて答えることのできるように、
基本をしっかり押さえることはもちろん、様々な問題を解いて応用力を身につけましょう。
<英語>
大問数や難易度は例年通りでしたが、設問に若干の変化がありました。
例年あった大問3の対話文の空欄補充問題がなくなり、大問4では設問が1問増えていました。
例年通り大問1・2は発音や文法などの基礎的な問題で、得点の約3割を占めていました。
それ以降の問題は読解力が求められ、長文や図表、広告などの問題が出題されていました。
全体的にここ数年語数が多く、早く正確に読み、解く力が求められます。
基礎的な単語や文法の知識量を増やすことはもちろん、
長文や図表を読み取る練習を十分に練習しておく必要があります。
<理科>
理科は基本的には昨年通りの難易度でしたが、生物は昨年より少し難しくなっていました。
実験考察などの問題も出題され、時間内で正確にすべて解くのが難しかった印象です。
理科は、出題される単元もがらっと変わる年もあるので、
広い範囲をまんべんなく学習しておく必要があります。
苦手な単元やよく理解していない単元を放置しておくと、自分が受ける年に出題されたなんてこともあります。
苦手な単元は直前ではなく早めに復習し、克服しておくことが重要です。
<社会>
世界史Bでは、難易度はそこまで変化がありませんでしたが、内容に変化がありました。
空欄補充問題は昨年に比べ減り、正文選択問題が増加していました。
どの時代もまんべんなく出題されていたため、最初から遡って学習しておく必要があります。
グラフの読み取り問題が今年も出題されていたため、グラフや表を用いた問題の練習もしておきましょう。
日本史Bも、難易度にさほど変化はありませんでした。
史料を用いた問題が出題されていたため、史料集などの教材を用いて、知識量を増やしておく必要があります。
地理Bは、難易度・形式ともに大きな変化はなく、ほぼ例年通りでした。
図表や統計を用いた問題が例年出題されているため、対策が必須となります。
社会は暗記がメインとなるため、苦手という方でも根気強く学習すれば高得点が狙えるはずです。
今から学習しても十分に間に合う科目ですので、
志望校にセンター試験の社会が必要になる方は今からコツコツ学習していきましょう。