2018年11月9日
大学受験情報④
みなさんこんにちは!
最近は過ごしやすい気温になりましたが、夜は冷え込むので、
暖かくして寝るようにしましょう。
さて、今回は大学受験情報をお届けします。
今回のテーマは「2020年度大学入試改革」です。
ご存知の方も多いと思いますが、2020年度より大学入試の形式が変わることが発表されています。
つまり、現高1の皆さんから、現行の大学入試とは異なる形式で受験することになります。
みなさんは学力の3要素をご存知ですか?
学力の3要素とは、
①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体性・多様性・協働性
に分類されています。
従来の入試では、この学力の3要素のうち「知識・技能」が重視されており、
多面的・総合的な評価ができていないと指摘されています。
それにより、今後の入試では「思考力・判断力・表現力」も評価できるような制度・問題を取り入れ、
学力の3要素を総合的にみる多面的な入試に変えていこうとしています。
この入試改革で、「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」へと名称が変更されます。
もちろん、名称だけでなく内容も変化します。
<英語>
英語では、4技能(読む・聞く・話す・書く)の能力を測るために、民間試験を導入する予定です。
活用できる民間の資格・検定試験はまだ確定していませんが、
実用技能英語検定(英検)やTOEICなどの民間試験が活用されるようになります。
また、各大学の判断で、大学入学共通テストと民間試験のいずれか、または両方を選択することができ、
現時点では国立大学は両方を課す方針を出しています。
<国語>
国語では、80~120字程度の記述式問題が3問出題されます。
記述式の問題は国語総合(古文・漢文を除く)の範囲から出題され、マークシート式の問題とは別に大問として追加されます。
それに伴い、試験時間は現行の80分から100分程度に変更される予定です。
<数学>
数学は、「数学Ⅰ」の範囲から記述式の問題が3問追加されます。
国語とは違い、数学はマークシート式の問題と混在して出題されます。
試験時間は現行の60分から70分に変更される予定です。
このように、民間試験を取り入れたり、記述式問題を追加することで、
「思考力・判断力・表現力」も評価されるようになります。
記述式問題は、学んだ事を実生活に即した場面で活用できるかを意識した内容となり、
3~5段階程度の段階別評価で評価されます。
マークシート式問題は継続して出題されますが、より一層「思考力・判断力・表現力」を重視した作問に見直されます。
理科・社会にも2024年度より、記述式問題が導入される予定です。
さらに、2020年度から、選抜形式の名称も変更されます。
「AO入試」→「総合型選抜」
「推薦入試」→「学校推薦型選抜」
「一般入試」→「一般選抜」
総合型選抜や学校推薦型選抜では、国公立・私立を問わず、
各大学が実施する評価方法(小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目試験、資格・検定試験の成績など)、
または大学入学共通テストのうち、少なくともいずれか1つの活用を必須として学力評価を義務付ける方針を示しています。
現高1のみなさんは、自分の年から入試制度が大きく変わってしまいます。
しかし、必要以上に焦る必要はありません。
周りの皆も同じ条件で受験するわけですから、皆同じ不安を抱えています。
しかし、安心していられるわけではありません。
入試が変わったとしても、やるべきことは変わりません。
学力の土台となる基本的な内容を確実に理解するために勉強することです。
慌てるのではなく、目の前の課題に一つずつ全力で取り組みましょう。
そうすることで、入試形式が変わったとしても、しっかりと対応することができるはずです。
そして、今後の入試制度の動向もチェックし、発信される情報を素早くキャッチできるようにしておきましょう。
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