2019年1月18日
山口県公立高校入試の傾向と対策
みなさん、こんにちは。
高校受験を控えた皆さんは、残り2ヶ月を切りました。
残り少ない時間ですが、最後まで気を抜かずに頑張りましょう。
今回は「山口県の公立高校入試の出題傾向・対策」についてです。
★国語★
昨年度の問題では、字数制限つきの抜き出し問題が多く出題されていました。
接続詞の後や、棒線部の前後に注意しながら文章を読むことが大切です。
また、漢字の読み書きを答える問題が大問として追加されました。
1問1点の計5問出題されましたが、内容自体は比較的簡単であったため、こういった問題は得点源となり得ます。
頻出問題である心情を答える問題では、自分の考えを書くのではなく、
文章中の内容をよく読んで答えれるように練習しておきましょう。
また、山口県では作文が毎年出題されているので、自分の体験をもとに自分の意見をまとめ、
相手に伝わるように文章にする練習は必須となります。
★数学★
昨年度も例年同様、構成は大きく変化していませんでした。
計算問題は簡単な問題であるがゆえに、ケアレスミスで落とすと大きな痛手になります。
計算は早く正確にできるよう、日頃から計算の練習をしておくことが大切です。
山口県では作図の問題が頻出です。
コンパスを用いて作図できるよう、角の二等分線や垂直二等分線の描き方は必ず復習しておきましょう。
また昨年度の大問9は、設問が3問あり、どれも難しめの問題でした。
公式などの基本をおさえておくことはもちろん、応用力が求められます。
様々な問題に触れ、解法の引き出しを多く作っておくことで、
どのような問題が出題されても落ち着いて解くことができるでしょう。
★英語★
英語も例年通りの問題構成で、大きな変化はありませんでした。
内容を読み取り、単語や英作文を答えさせる問題が多く、文章を正確に読み取る力が要求されます。
資料を読み取る問題や、場面に沿った英作文を答える問題などは頻出問題です。
単語力をつけることはもちろん、読解力に加え、英作の力も身につけねばなりません。
また、山口県は毎年リスニングの比重が大きく、得点が全体の2~3割を占めます。
リスニングの対策を行っていれば大きな得点源となる一方、怠っていれば大きく失点してしまいます。
リスニングはすべてを聞き取り理解する必要はなく、重要な単語さえ拾えれば正しい選択肢を選ぶことができます。
練習次第で十分伸びるので、かならず対策を行いましょう。
★理科★
基本的な語句を答えさせる問題が多く出題されており、全体的に標準レベルの難易度でした。
実験や観察、統計資料から答えさせる問題が出題されており、
実験内容だけでなく、器具や細かい内容までしっかり復習し、図や表はどこに着目すればよいのかを、
繰り返し演習を行って身につけましょう。
作図の問題も3問出題されていました。
より深く学ぶ必要はありませんが、最低限教科書の内容はしっかりとおさえておく必要があります。
★社会★
地理・歴史・公民から、大きな偏りなく出題されていました。
基本的な語句を答える問題から、事象の理由を答えるような少し踏み込んだ問題も出題されていました。
昨年度は、民族についての問題や地場産業についての問題が出題されていました。
高得点を狙うなら、教科書だけでなく資料集までできる限り目を通しておく必要があります。
社会は基本的に暗記科目です。
まずは基本的な用語を覚えましょう。
図表やグラフを読み取る問題、史料を示した問題などは頻出問題ですので、
教科書・資料集をしっかり読み、演習をしっかり行うことが大切です。
また、毎年時事問題に絡めた問題が出題されています。
深く知っておく必要はありませんが、日頃からニュースや新聞に目を向け、
今年起こったことについて軽く確認しておくとなお良いでしょう。
受験勉強は入試傾向をおさえ、問題に慣れておくことが非常に大切です。
特に、毎年出ているような頻出問題は必ず解けるようにしておく必要があります。
それには過去問が非常に有効です。
必ず過去問を入手し、数年分を解いて問題形式に慣れておきましょう。
公立高校を目指す受験生のみなさんは、本番まで残り僅かです。
限られた時間ですので、時間を有効に使い、効率よく学習を進めましょう。
最後まで気を抜かず、諦めず、志望校合格に向けて頑張りましょう!