2018年8月28日
昨年度センター入試の傾向と対策 ③国語
岐阜県の皆さん、こんにちは。
家庭教師のトライ岐阜本部です。
本日は、国語編になります。
過去3年分を見てみたところ、以下の文章が出題されていました。
各単元ごとに分析をしていきます。
1.評論
近年の評論の特徴は、『正解の選択肢において本文中の言葉を別の表現に
言い換えていること』が挙げられます。
現代文では、『傍線部の前後に解答の根拠がある』のが解法の基礎としてあり、
もちろんそれは多くの場合正しいですが、これからは、そういった『本文中の根拠探し』に加えて、
『正しい選択肢を見極める能力(言い換え能力)』も必要とされてきたといえるかもしれません。
2.小説
小説は評論と比べると読みやすく、問題文を読むこと自体で困ることはあまりないと思います。
ただし、客観的事実を押さえながら読み進めないと、読み誤ってしまうことが起こります。
そのため、『小説は主観的視点ではなく客観的視点で読解する』という鉄則を
頭に叩き込みましょう。
さらに、「5W1H(いつ・どこで・誰が・誰に(誰を/ 誰と)・何を・どのようにしたか)」や場面転換、登場人物の心情の変化といった文中に書かれている客観的事実を、時系列で押さえながら読む練習を繰り返し行いましょう。
3.古文
古文は、近年、問題の難易度が少しずつ上がってきています。
というのも、従来は、「読めれば解ける(が、読めないので解けない)」問題が多かったが、
近年では、それに加えて、「選択肢を見極める必要のある」問題(現代文的な読解力が必要な問題)が増えてきました。
とはいえ、まずは本文を読めることが必要です。古文単語ももちろん必要ですが、
圧倒的に必要なのは文法です。古文において文法は基本中の基本であるにもかかわらず、
多くの受験生が文法があいまいのまま受験を迎えてしまっています。
『古文の点数UPの基本は文法!』
まずは、これを意識して勉強を行っていきましょう。
4.漢文
漢文は、近年、難易度としては易化の傾向にあります。
知識があれば解ける問題が多くなってきたことがその一因にあります。
ただ、逆を言えば、知識がなければ解けない問題ばかりなので、受験生の中でも最も差のつきやすい単元となっています。
対策としては、参考書を1冊仕上げることをオススメしています。
漢文は過去問演習を通じて対策をすることが最も効果的なので、なるべく早く参考書を1冊仕上げ、
知識を叩きこんだ後は、すぐに過去問演習に入っていきましょう。
以上、国語編でした。
これまで英数国の傾向と対策をお話してきましたが、トライでは、生徒1人1人に合わせた
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