2016年11月10日
岐阜県 公立高校入試傾向(数学・英語)
今回より2回にわたって
公立高校受験を目指す中学3年生の皆さんに
公立高校入試について過去問の傾向を紹介しながら対策のポイントをお話したいと思います。
1回目の今回は英語と数学です。
【2015年度 英語 出題傾向】
<大問6>
①リスニング問題
1.様々な絵や図、表、文章を見ながら選択式で答える問題です。
事前に問題の絵や表を見ておいて、どんな内容の英文が流れるか準備し、
答えのポイントを聞き逃さないようにすることが大切です。
2.英会話の内容を聞いて空欄を埋める問題です。
こちらも上と同じように事前に問題の会話文に目を通しておき、
答えになりそうなものを予測した上で放送を聞くことがポイントです。
②会話文問題
5行程度の会話文、説明文を読み、それに対しての質問を適切に答える問題です。
教科書の基本文を繰り返し覚えるまで練習することが大切です。
③図表問題(長文)
1ページほどの図入りの説明文を読んで質問に応える問題です。
昨年でいえば外国と日本の川のデータ比較でした。
固有名詞も多く、英文量もそれなりにある上に、的確なデータ分析力も求められますので、
普段からの練習が必須となります。
図表が出てくる長文問題をできるだけ練習しておきましょう。
④長文問題
ある生徒の活動内容が英文で報告されています。1ページにわたる英文量になりますので、
素早く読み要点を押さえることが必要となります。
③と同じように普段からの長文練習が必要です。
⑤整序問題
英会話文の中に出てくる文を並び替えする問題です。
今回は「It’s to不定詞」を使った問題や「最上級」の問題が出題されました。
教科書太線の基本構文をしっかり押さえてあれば解くことはできると思います。
⑥英作文
与えられた絵を見ながら、ストーリーに沿った英会話文を自分で作る問題です。
書き出しは与えられているので、教科書に出てくる良く使われる
会話文の表現をたくさん知っているほど作り易いと思います。
普段単語を覚える際などに文章で覚えていくと使えるシーンが一杯出てくるでしょう。
【2015年度 数学 出題傾向】
<大問6>
①小問集合
基本計算が5~6題出題されます。難易度は高くありませんので
ケアレスミスをしないよう細心の注意を払って解きましょう。ここで点数を落とさないことが肝心です。
②資料整理
昨年度は資料統計の問題が出題されました。
「相対度数」などこの単元の用語をきちんと理解していれば難しくありませんので、漏れなく覚えておきましょう。
③方程式の解
2次方程式の計算問題です。基本レベルなので普段から練習を積んでおきましょう。
④関数とグラフ
毎年、周りの日常で起こる現象を関数として捉え、その利用をする問題が多く出題されます。
問題の形式は様々で不慣れに思うことがありますが、関数の本質がしっかりと理解できていれば
そこまで難しく捉える必要はありません。
普段から、いろいろな問題に慣れておくことが必要です。
⑤図形と証明
岐阜県では図形問題で証明は必ず出題される内容です。
合同条件、相似条件など、いつでも言えるように完璧にしておきましょう。
⑥応用、規則性問題
最終問題は規則性を利用した問題が多く出題されます。
数学の幅広い知識と考え方が求められるので難易度は比較的高めになりますが、
文章をしっかり読めば(1)(2)は簡単に解けたりしますので
あきらめず挑戦してみることも大切です。