2016年11月12日
岐阜県 公立高校入試出題傾向(理科・社会・国語)
今回は、前回に引き続き公立高校受験を目指す中学3年生の皆さんに
公立高校入試について過去問の傾向を紹介しながら対策のポイントをお話したいと思います。
2回目の今回は理科・社会・国語です。
【2015年 理科 出題傾向】
<大問5>
① 生物分野
2015年は生殖と遺伝の範囲が出題されました。
例年、植物や人体など生物分野についての出題がされています。
顕微鏡の使い方や実験などを絡めて出題されるため、幅広く覚えておくことが必要となります。
② 化学分野
2015年は鉄の化学変化についての出題がされました。
化合や燃焼、酸化などの用語の違いは確実に押さえておきましょう。
また化学式、化学反応式も覚えておくと点数アップが見込めます。
③ 地学分野
2015年は地層に関しての出題がありました。
例年、地震、天候、宇宙に関してランダムに出題されています。
そのため、どの分野も幅広く押さえておくことが必要です。
④ 物理分野
電流に関しての出題がなされました。
オームの法則や、仕事、仕事率などの公式はしっかりと覚えて、計算練習を行い、押さえておくようにしましょう。
⑤ 総合問題
各分野が総合的に出題されます。
上記の大問4題をしっかり押さえておけば、取れるように構成されていますので、
まずはそれぞれの分野を幅広く押さえておきましょう。
【2015年 社会 出題傾向】
<大問3>
① 歴史分野
原始・古代~現代まで幅広く出題。資料やメモなどと絡めて出題されるため、
用語の暗記だけではなく、教科書や資料集にある図や写真、グラフなども併せて覚えておきましょう。
また、歴史の流れが分かっているかの出題もあるため、年表なども目を通しておきましょう。
② 地理分野
世界と日本の事柄が幅広く出題。用語を答えさせる問題だけでなく
地図上のどこに何があるのかを、把握しておくことが大切です。
また歴史よりも表やグラフが多めに出題される傾向にあるため、
その資料の読み取りが出来るように練習をしておくことが必要です。
③ 公民分野
政治と経済が幅広く出題。国連に関してなどの出題があり、日本のことだけでなく、
グローバル的な視野が必要になってきます。
時事問題対策として、普段からニュースなどにも興味を抱くことが肝心です。
【2015年 国語 出題傾向】
<大問6>
① 漢字
漢字は例年20題出題されています。
おそらく、今年も例年通り出題されるかと思いますので、ワークなどでしっかりと漢字練習を行っておきましょう。
② 小説
毎年、読みやすいものが出題されています。
同学年~小学生の主人公のものが多く取り扱われているため、
心情などは比較的読みやすいといえます。ここで点数を押さえることが国語の高得点に繋がります。
③ 論説文
比較的、読みやすいものが出題されます。筆者が言いたいことを理解することが大事です。
④ 古文
毎年、出題されています。古文に関しては、2点のポイントを押さえておきましょう。
1つ目は現代仮名遣いに直せること。2つ目は内容の把握ができることです。
⑤ 知識問題
毎年、出題傾向が変わり、対策しづらいのがこの大問5になります。
昨年は国語辞典を用いた問題でしたが、一昨年は手紙の書き方が出題されています。
国語便覧などに目を通しておくことが望ましいです。
⑥ 作文
毎年、作文の出題があります。与えられたテーマに対して、
筋道の通った自分の考えが書けるかどうかが試されています。
作文は苦手な人が多いと思いますので、普段、日頃から日記などをつけて、
書くことに対しての苦手意識を払拭しておきましょう。