教育プランナーブログ

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≪中学受験・理科 出題傾向の変遷≫

一昔前までは、理科といえば、

「植物の分類」「昆虫の分類」「生物の身体の仕組み」「天体」「力学」の暗記+とにかく計算、という形の入試でした。

単元ごとの関連は特に重視されておらず、力学の計算に至っては滑車や輪軸の複雑な組み合わせで、

「現実にはこんな機械どこで使うの?」と質問されても答えられないものが出題されていました。

つまり、入試のための問題でしかなかったわけです。

 

しかしその後、理科的な考え方を問う問題が出されるようになりました。

例えば、四つ足の動物と人間の骨格の違いから進化について尋ねたり、

力学の重心についての出題でも、竹馬でバランスを取って乗っている時の傾きを問うなど、

実際的な問題になってきています。

最近流行の環境問題の出題でも、二酸化炭素と空気の熱の吸収量について実験したデータを示して、

それについて設問を重ねて結論に導く問題などがあります。

 

 

≪中学受験・理科 対策≫

◎「理科的なもの」に触れる機会が大切◎

このような出題傾向が多くなってくると、今までのように単に知識を詰め込むだけでは太刀打ちできなくなってきます。

6年生の段階では一度知識のチェックも必要ですが、4・5年の内は博物館や科学館へ行ったり、

科学系教育番組を見たり、様々な雑学を身につけることが後に思わぬ理科の力になります。

最近は大人が見ても興味深い教育番組がたくさんありますので、親子でテレビ観賞をしてみるのもいいでしょう。

 

また社会で地図帳が手放せないように、理科でも図鑑や百科事典を直ぐに引く習慣をつけておくのがよいと思います。

図鑑を目で見た印象が残って、テストの時に浮かんできて助かることも多々あるでしょう。

 

お子さんを受験勉強で理科嫌いにならないようにさせるには、

「理科的なもの」に触れさせる機会を多く作ったほうがいいと思います。

 

◎基礎知識の暗記と計算力がカギ◎

理科では、とにかく暗記がすべての土台となります

中学受験で理科が苦手だという受験生は、ほぼ間違いなくこの暗記が確立できていません。

 

受験を優位に進められるレベルの知識を早めに身につけて、基礎をしっかりと固めつつ応用問題をこなしていくことが大切です。 

基礎知識が身に付いた上で、物理分野のばねやてこ、滑車などの簡単な計算を苦にしなければ、

理科が得意になっていき、必ず偏差値に反映されます。

特にポイントは、計算問題などの比較的得点しやすい問題を確実に得点することです。

 

理科でミスが多いという人は、本当に単なるケアレスミスなのか、

根本的な部分の理解が不十分なのかを見定めなければなりません。

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