2011年11月9日
岐阜県 聖マリア中学受験【傾向と対策】
今回は聖マリア中学校の傾向と対策をご紹介します。
~2科目受験の場合(国語と算数)~
○国語:傾向と対策○
試験時間:40分 配点:100点 ⇒ 目標点数:70点
漢字の書き取り・読み取りに加えて「へん」や「つくり」「書き順」に関する出題が見られます。
普段から興味をもって漢字の練習を積み重ねていくことが必要です。
日ごろから1,000字前後の問題演習を15分くらいで読み解く訓練を行い応用力を身につけていきましょう。
問題の最後で60~70字くらいで説明を求められる問題があるので、
そこまでににいかに早く正確に解けるかがポイントです。日頃から記述を多く求められる問題を解いておきましょう。
出題頻度の高い内容:物語文、論説文
○算数:傾向と対策○
試験時間:40分 配点:100点 ⇒ 目標点数:70点
過去ずっと問題数は20問で固定されており、1問5点で100点満点と予想されます。
基礎的な計算問題も、少し工夫が必要な難易度の高い問題も配点は同じと予想されるので、
いかにケアレスミス、取りこぼしを少なくするかがポイントとなります。
計算・数の性質・速さ・図形の基本問題を中心に早く正確に解く訓練が必要です。
ケアレスミスだけはないように、見直しの時間も考慮に入れて
1問あたり90秒くらいで解いていく時間感覚を身につけていくとよいでしょう。
出題頻度の高い分野:小数・分数計算、整数の性質、いろいろな角、速さの基本、面積、割合
~4科目受験の場合(国語・算数に加えて理科・社会)~
○社会:傾向と対策○
試験時間:30分 配点:50点 ⇒ 目標点数:35点
地理→ 日本列島の地図を利用して名称を答える問題、各地方の産業特徴、公害についてなどを答える
問題が出題されています。各地方の特色、主要産業などの基礎的な部分を教科書で
整理しておきましょう。説明まで求められる記述問題はなく単語記述の問題なので
正確に漢字で書けることが必要です。
歴史→ 各年代の出来事が5~6行程度でまとめられた虫食い文章が出題され
その穴埋めを行う形式が多く出題されています。古代から現代までポイントを押さえて時代毎に人物、
事象などを整理しながら歴史年表を作っていくと良いでしょう。
単語記述なので正確に漢字で書けるようにしておくことが必要です。
公民→ 近年は「国会」「選挙」「憲法」「税金」に関する公民分野からの出題もされていますので、
日々のニュースに関心をもっておくことも必要でしょう。
○理科:傾向と対策○
試験時間:30分 配点:50点 ⇒ 目標点数:35点
物理→ 具体的な実験を通した「運動」の問題が出題されることが多いです。
各単元の基礎的な演習を中心に、見直しと正確な理解が必要です。
実験の説明や理由を答える問題もよく出題されるので、説明文を書く練習もしておきましょう。
生物→ 絵や図に書き入れる問題がよく出題されます。植物、動物の特徴を整理しておきましょう。
説明を求められても対応できるよう準備しておくことも必要です。
化学→ 水溶液の問題を中心に実験を使った問題がよく出題されています。
説明を求められる問題も多いので文章で答えられるよう練習が必要です。
地学→ 天体、気象、地形の中で年度毎にでる単元が違うので、どの単元もまんべんなく
学習しておくことが必要です。基礎的な理解と演習を繰り返しやっておきましょう。
○作文○
試験時間:30分
360~400字、テーマは当日出題されます。360字以上が必要です。
過去のテーマ
「うれしかったあの一言」「私がいつも気をつけていること」「2008年私にとっての大事件」
これまでは、すぐに書き始められるようなテーマでしたが、今年度は、出題された内容を自分なりにまとめた上で
作文にとりかかるというもう一段階思考力を求められる問題が出題されました。
社会的な事柄や注目されているニュースに関して、自分なりに考えを持ち、
それを文章でまとめるような練習をしておくとよいでしょう。
○面接○
試験時間:15分
保護者同伴での面接が行われます。志願の動機や小学校生活についてまとめておくとよいでしょう。
保護者には入学意思の確認、中高一貫教育の確認がされるようです。