2012年7月3日
岐阜県 高校入試 理科シリーズ(第1回)~生物編~
高校入試シリーズ理科の第1回目は「生物」についてです。
まずは岐阜県の近年の生物の問題をみてみましょう。
20年 細胞・生殖・遺伝(三日月形の細胞によるすき間、染色液、植物細胞のつくりと特徴)
21年 植物のつくりと分類(根の名称、ホウセンカの維束管と道管、被子植物)
22年 細胞・生殖・遺伝(細胞分裂と染色体数。遺伝子染色液の働き)
23年 動物のつくりと分類(背骨のある動物、卵のつくりの違い、体温、動物のなかま分け)
生物は大問で毎年必ず出題される分野です。
他の分野に比べると計算や図示での問題が少なく、選択や記述で答える問題が多くなっています。
基本的には暗記する内容が多いのですが、意味や内容を混同しやすいものも多いので注意が必要です。
(例:体細胞→細胞分裂、生殖細胞→減数分裂)
また、理科においては実験器具 (生物であれば顕微鏡) の使い方は確実にマスターしておきましょう。
記述問題では自分の言葉で説明をする必要がありますので、
その用語の意味を理解するだけでなく、関連した用語との違いまで理解しておくことが大切です。
生物は習ったらすぐに復習をして覚えてしまい、受験前には確認でいい程度まで仕上げ、
化学などより時間のかかる分野の時間を作ることが理想です。
もし受験生の皆さんが生物の単元で「不安だ」「忘れてしまっている」という状態であれば、
この夏の間に必ず基礎まで遡って見直しをしましょう。
その上で、いろいろなパターンの文章問題をこなして問題に慣れておくことも必要です。