2014年9月26日
岐阜県 高校入試の傾向と対策 数学編
こんにちは!家庭教師のトライ岐阜校本部です。
今回は前回に引き続き、高校入試の傾向と対策をお伝えします。今回は「数学」です。
まず、数学の出題内容を確認してみましょう。
大問1:小問集合
大問2:関数の利用
大問3:方程式の利用
大問4:図形の証明・利用
大問5:文字式の利用
例年とほぼ同じ形で出題されました。引き続き、配点傾向を見てみましょう。
平成26年度 大問1:30点 大問2:16点 大問3:16点 大問4:19点 大問5:19点
平成25年度 大問1:28点 大問2:21点 大問3:15点 大問4:18点 大問5:18点
平成24年度 大問1:28点 大問2:20点 大問3:18点 大問4:16点 大問5:18点
平成23年度 大問1:28点 大問2:18点 大問3:18点 大問4:16点 大問5:20点
平成22年度 大問1:28点 大問2:19点 大問3:19点 大問4:16点 大問5:18点
配点傾向として、以前は関数や方程式に配点比重が置かれていたものが、
今は図形や文字式の利用に置かれるようになってきています。
また、大問1の小問集合問題が重要なことは言うまでもないでしょう。
確実に点数をとるために、一通り基礎的な計算や関数の基礎知識、
角度の求め方、作図などはマスターしておくといいでしょう。
また、それぞれの学年の最後の単元も出題されることがありますので、
資料の散らばり、確率、標本調査などもしっかりチェックをしておきましょう。
今回の必出分野テーマは大問2の「関数」です。
配点自体は最近少なくなってきていますが、
グラフを使うことにより点数をとれるため、大問1と同じぐらい押さえておきたい分野です。
まずは、文章をよく読み、座標点などをグラフに書きこんでみましょう。
点を結んだ上で、比例、反比例、一次関数、二次関数なのかを判断します。
判断が出来たら、それぞれの式に当てはめてみましょう。
また、多くの問題において、一方のグラフはすでに書かれているが、
もう一方は書かれていない、という場合があります。
実際に平成26年度では、花子さんと太郎さんが登場しますが、
花子さんのグラフは書かれているのに対し、太郎さんのグラフは書かれていませんでした。
書かれていないグラフを問題とは別に書いてみることによって
今、何を求めなければいけないのか?またおおよその数値はどれぐらいか?
ということを測ることが可能です。
関数はグラフ、表、式といった3つの観点から出題されます。
どれか一つでも欠けると不十分な知識となり、点数に結びつきませんが、
この3つを完璧にしておけば、本当にこの式や答えで合っているのか確認することができます。
自分で確認を取ることができる分野、という意味で関数だけは必ずマスターしておきたい分野です。
では、今日のポイントのまとめです。
① 文章をよく読み、グラフ、表に数値を反映させる。その上で、どの式を使うのか判断
② 足りないグラフなどは自分で付け足して書いてみる。その上で、本当に正しいのか確認を行う
何度も練習問題を繰り返し、必ず定着させておきましょう。