2021年1月20日
【大学入試】2021年大学入学共通テスト 概況分析「英語」
岐阜県の皆さん、こんにちは。
家庭教師のトライ岐阜本部です。
今年が初実施となった「大学入学共通テスト」の第一日程が終了しました。
実際の問題を分析し主要科目(英語、数学、国語)の概況と、次期受験生の皆さん向けの対策ポイントを紹介しようと思います。
今回は「英語」!
〇英語:リーディング
==全部を読むのではなく、いかに読まずに解けるかがカギ!==
【問題構成】(大問数6・解答番号数47)
大問1:SNSの読解/Webサイトの読解
大問2:データの読解/メールの読解
大問3:Webサイトの読解/通信文の読解
大問4:メールの読み取り
大問5:レポートの読み取り
大問6:説明的文章の読解
【全体の特徴】
全体の語数が5000語以上となり、昨年まで実施されたセンター試験と比較して3割増加。
文章の難易度はやや易しくなったが、読解の負担は増加。
【出題のポイント】
SNSやWebを題材とした生活で使われる実践的な英語読解力が必要とされる。
英語を読めることだけでなく、情報を取捨選択し整理することに重点が置かれる。
【来年に向けた対策】
語彙:丸暗記ではなく、言い換えに対応できるよう類義語・対義後・派生語を意識して覚えよう。
文法:読解の土台となる文法は必要だが、私大入試のような文法問題の対策は不要。
読解:最初の指示文や問題文から、大まかに文章に何が書かれているか把握する力をつけよう。
〇英語:リスニング
==一度しか放送されない問題は準備が肝心!==
【問題構成】(大問数6・解答番号数37)
大問1:短文発話
大問2:対話文/イラスト
大問3:対話文/質問
大問4:モノローグ
大問5:ワークシート
大問6:登場人物4人のディスカッション
【全体の特徴】
配点が100点となり、問題数も増加。
第3問~第6問は、英文が1回しか読まれない「1回読み」の大問となった。
【出題のポイント】
第6問で4人の話者が議論する場面が出題。
対話文で賛否を示す表現に注目しておきたい。
【来年に向けた対策】
語彙:日常会話で使われるような口語表現を身につけておこう。繰り返し同じ単語は使われず、表現を変えて用いられるので、言い換えに対応できるようにしよう。
演習:漠然と聞くのではなく、メモを取りつつ要点をまとめる練習をしよう。賛否を示す表現などの英語独特の会話表現をおさえよう。