2019年3月5日
中学受験の準備-その4-
こんにちは、家庭教師のトライ香川校です。
この頃は暖かい日と寒い日が交互に来てまさに三寒四温、春を感じますね。
中学受験準備について、今回は受験直前の6年生の勉強についてお話しいたします。
勉強に関しては5年生までは志望校に沿った実践演習というより、その実践演習が出来るための前提条件を整えることがメインだったのですが、6年生は培った基礎力を使って志望校の傾向にあわせて対策していくのが基本となります。
なぜなら中学受験では学校によって問題形式が異なるため、志望校によって対策が変わってくるからです。
ですので今回は科目別ではなく志望校別に書いていきたいと思います。
香川にある中学受験学校では国立の香川大学教育学部附属高松中学校と、香川大学教育学部附属坂出中学校が人気です。
上記2校とも併設高校を備えていない為、難関高校への受験を視野に入れた中学受験になります。内部進学組(付属小学校から)もいるため、外部受験組にとっては狭き門となっています。
試験内容は4科目と面接(坂出中学校では抽選もある)です。
科目ごとで見ると、理社では大問ごとにグラフや実験装置などが示されその図を基に解かせる問題が多く出ており、時間がかかるようになっています。素早く問題から情報を抜き取る練習をしておきましょう。問題文も比較的多く何も対策せずに望むと大幅に時間が足りないなんてことにもなりえます。
数学では、小学校レベルを超える問題はそんなに出ませんが、解き方を知っているか知らないか、似たような問題を解いたことがあるかで難易度が全然違います。最初の計算問題は当然として類題演習を繰り返し、本番で無暗に時間を取られないように対策をしておきましょう。
国語では作文があります。小学校でも読書感想文など文章を書く機会はありますが、作文ではただ長い文章を書ければよいわけではありません。3~5文程度で自分の言いたいことを簡潔にかつ分かりやすく表現できるように練習しておくことが大切です。
面接では、志望理由など典型的な質問から印象に残っている科目は?など一風変わった質問があったこともあります。話したいことは考えておきましょう。
総じて附属中学校は、問題のレベルは超ハイレベルというわけではありません。
ですが、時間配分、志望者数の多さによる倍率の高さ、定員数の少なさから確実に取れるところで取りこぼしをしてしまうと一気に厳しくなると言えます。
類題演習にしっかり取り組み問題形式に慣れ、確実に取れる範囲を増やしておくことが大事となります。