2019年2月22日
中学受験の準備-その3-
こんにちは、家庭教師のトライ香川校です。
2月も後半になり試験によっては合格発表も行われるようになってきました。
トライでも中学受験や私立高校の合格報告をいただいおります。
今回は少し離れてしまいましたが、中学受験準備の話をしたいと思います。
前回は中学年での勉強法をお話しいたしましたので、
今回はいよいよ受験直前の高学年での準備についてお話ししたいと思います。
【小学5年生】
多くの方が受験対策を本格的に始める時期です。
この時期から学習塾へ、といったところご家庭様も多いのではないでしょうか?
5年生は保護者の皆さん(特に5年生から塾に通いだす生徒さんの)にとっては我慢の時期です。
塾に通い始めると、成績が右肩上がりに順調に上がっていくと思われている保護者様もいらっしゃいます。
実際に少数ですがそういった生徒さんもいらっしゃいます。
ですが、これまで学校で習う範囲で取りこぼしを作らないように、苦手を作らないようにしてきたやり方と、
受験に向けた実践問題に取り組んでいくのでは全く違います。
<算数>
答えだけを書けばよかった問題ではなく、途中経過を書かないといけない問題に本格的に取り組む時期になっていきます。
中学受験では、答えだけでなく途中経過を書かせる問題も出ます。
これらの問題には途中経過を書く上での形式というものがある程度決まっています。
問題レベルは発展レベルでなくて構いませんので、これまでの「とにかく答えを出せばいいやり方」から
「見た人が分かるように答えを出すやり方」へとレベルアップしていきましょう。
<国語>
4年生までに長い文章を読む力、問われていることに対して正確に答える力を少しずつ身に付けていったと思います。
5年生になってからは、上記のことをより早く、正確にできるように練習していくことが大事です。
すなわち受験生にとっては当たり前の解き方のテクニックを少しずつ知っていき、実践していくことが必要です。
例えば、指示語の内容が問われている場合には手前の文章から探す、など
知っておけば解答時間を減らせる手段を知り、正しく使えるようにしていきましょう。
<理科、社会>
社会なら歴史分野、理科ならてこの原理など中学受験の重要ポイント、躓きポイントが多く出てきます。
理科に関しては先のてこを含め燃焼、電流など算数の内容を一部含む単元も多く、
暗記だけで完成できないものが出てきます。
理科の燃焼などに関しては「今日は○○ページまで」、「明日はその続き」というよりも、
短期間に類題をまとめてやる方が似た形式に慣れられるのでかえって頭に入るかもしれません。
社会に関しては真逆で、歴史は流れを覚えるているかどうかだけでもかなり違います。
一つ一つを点で覚えるのではなく、ある出来事に対してその前後の流れも踏まえた線で覚えることが大事です。
お勧めは、マンガです。
そんな物でと思われるかもしれませんが、マンガは教科書のように細部まで詳しくは書かれていませんので、
その分本当に大事な出来事だけを、その前後の流れを踏まえて把握することができます。
イラスト付きで堅苦しくなく描かれている分、覚えるのも読むのも教科書より楽ですし、
大事なポイントは網羅できるので意外に効果的です。
勉強のことから外れますが、5年生になったら、行こうかどうか悩んでる中学校の体育祭や文化祭に行ってみましょう。
やはりモチベーションに繋がりますし、息抜きにも最適です。
次回は6年生になってからについてお話しいたします!