2012年4月11日
香川県 全国学力・学習状況調査について
香川県のみなさん、こんにちは!
県内の小・中学生は、来る4/17に全国学力・学習状況調査を受けますが、
県内のここ4年間の調査結果は、
小学国語・算数、中学国語・数学の、「知識」に関する問題Aと、「活用(応用)」に関する問題B
いずれの調査区分に置いても、
平均正答率が、全国平均よりも上位の傾向にあります。
特に、小学国語Bと、中学数学Aでは、4年間すべてにおいて
全国平均よりも3ポイント以上大幅に上回っています。
ただ、年々全国との差は、小さくなっています。
県内の児童生徒の全般的な課題としては、
◎国語では、文の構成理解、伝えたい内容を適切に書くといった表現力、
資料や情報に基づいて、自分の考えや感想を明確に記述する力
◎算数・数学では、「割合」・「比例」といった2つの数量の関係を理解する力
日常的な事象について、筋道を立てて考え、数学的に表現する力
といったものが挙げられます。
また、当たり前と言えば、そうですが、
A問題の正答率が高い人は、B問題の正答率も高く、その逆も同様に言えます。
つまりは、
知識のインプットなくして、活用・応用といったアウトプットはできない、
ということですし、
ただ知識をつめこむ(暗記する)だけの学習にとどまらず、
その知識を使って、解法を人に説明したりする学習も必要
ということです。(トライ式学習法の1つ:ダイアログ学習法等)
また、質問紙を使った、学習状況調査では、いくつかの気になる課題が見えてきました。
◎国語が好きと回答した児童・生徒の割合が低い、読書時間が短い
◎勉強の意義や授業に対する価値をあまり実感できていない
◎自分自身に対する評価が低い、最後までやり遂げたこと・挑戦した経験が乏しい
◎将来の夢や目標を持っている児童・生徒の割合が低い
以上より、県内の子どもたちの置かれている状況では、
学力調査結果よりも、学習状況(環境)についての改善が必要だと感じました。
トライでは、この調査結果をふまえ、
人生の先輩である家庭教師という「人」との交わり・対話を通じて
学ぶ楽しさ、意義、目標設定、解法解答根拠の説明等に、
これまで以上にこだわった学習サービスの提供に努めていきます。