2012年6月18日
香川県 AO入試 虎の巻
香川県のみなさん、こんにちは!
高校入試に、自己推薦入試と一般入試があるように、
大学入試においても、様々な入試制度や方式があります。
少子化の影響を受け、「大学全入時代」と呼ばれるようになり、
高倍率を維持する人気難関大学と、定員割れの大学の二極化の傾向が強まる中、
できるだけ多数の志願者・入学者を獲得すべく、多種多様な入試制度・方式が存在しています。
受験生のみなさんにとっては、
志望校合格の機会が増え、様々な併願パターンも可能になった為に、
メリットは大きいと思います。ですから、シンプルだった高校受験と違い、
入試制度や方式をよく知るということは、大学受験における大切な準備の1つとなっています。
そこで、今回は、地元国立大学の香川大学を例に、
AO入試を含む入試制度についてお伝えします。
そもそも、AO入試とは何か?
AOとはアドミッション・オフィスのことで、
アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)と呼ばれる。
大学と各学部が求める学生像を明示し、その学生像にあった人物を審査する。
従来の学力検査である点数重視基準による入試に対し、
その学生個人の熱意や目的意識、経験といった
学力で計れない能力(個性=人物)を重視する入試となります。
ですから、一般入試における様々な方式である
センター方式、A方式、B方式等と同様に単に合格のチャンスが1回増えると言う感覚や意識で、
学力を問われないという一側面だけを見てAO入試をとらえると、
入学後に、学力格差の問題や、就職内定格差の問題へと発展することも起こりえます。
ですから、
AO入試対策とは、
なぜ?その大学の、その学部で、大学4年間で何を学び、何を身につけたいのか?
そして、そのために、今、あるいは今までに
どんなことを考え、どんな活動(体験)をしたのか?
どんな成果や実績を積んできたのか?
こういった、いわば模範解答のない問いに対する答えを作っていかなくてはなりません。
それでは、香川大学が求める学生像とは?
香川大学のHP上の「入試情報」の一番上のメニューに
各学部のアドミッション・ポリシーがあります。
URL:http://www.kagawa-u.ac.jp/admission/ad_policy/
また入試制度は、
一般入試(前期)
一般入試(後期)
センター試験を課す推薦入試
センター試験を課さない推薦入試
といったものがあります。
一般入試とは、
来春1/14,15に行なわれる大学入試センター試験(マーク式・全国同一問題)をまず受験し、
その後、個別学力検査(主に記述型・大学学部によって様々)を受けて、
両方を総合的に判断し選抜されます。
前期は2/25 後期は3/12に実施されます。
香川大学が行なっている推薦入試は、厳密に言うとAO入試ではありません。
学業成績と人物共に優秀で、学校長が責任もって推薦できるという条件と、
各高校から4人までという定員条件から、
学校長推薦入試といった性格が強い推薦入試になります。
つまり、学力においては、校内評定を上げる取り組み(校内テスト対策の充実等)が
最重要になります。
また、センター試験を課す場合は、当然センター対策も必要になりますから、
一般入試に向けての準備と同様の準備が必要だと考えてよいでしょう。
一方、センター試験を課さない場合は、
11/26実施の小論文、面接、口頭試問と、
実技検査(学校教員養成課程の音楽・保健体育教育志望のみ)
がありますので、その対策として、
実際の活動(ボランティア、クラブ活動等)や専門書を読んだり、
時事ニュース等の情報収集も必要です。
トライでは、評定アップのための学校テスト行事やテスト内容に即したフォローや
小論文の書き方指導、添削指導、模擬面接対策等、
お子さまごとの対策カリキュラムを作成しておりますので、
大学受験で推薦をお考えの方もこの夏が勝負ですので、
ぜひ一度お問い合わせください!力になります!!