2011年10月17日
香川県大学受験 大学受験の動向・形式・流れ
香川県のみなさん、こんにちは!大学受験シリーズ2回目です。
香川県大学受験の大きな動向・流れには、
いつの時代も、 「その時」の社会情勢や経済状況、景気や就職率等が、大きく影響を与えます。
ここで、大切なことは、本当は、受験する「その時」ではなく、
大学を卒業する4年後の情勢・状況を見据えて受験を考えるべきだということです。
しかし、先が見えないために、ますます「その時」の影響が動向に色濃く出ています。
その影響とは、
国公立志向・地元志向・理系(資格)志向
香川大学の入試状況を調べても、まさにこの3志向が如実に現れています。
香川大学は、当然地元の私立大学に比べ受験科目が多く、
センター試験と個別学力検査があるため、受験対策は大変です。
それでも、志願者数は増えています。
ただ、全国的に社会学系学部の不人気が顕著で、不況期には、法・経済学部の志望者が減る傾向があります。
香川大学においても、
法学部は、昨年対―12名、経済学部は、なんと―323名
対して、
医学部医学科+65名、工学部+199名、農学部+158名
と、「文低理高」になっています。
また、今春香川大学に見事入学された1,269名のうち、
半数以上が、地元香川と瀬戸大橋を渡ってすぐの岡山県出身者ですので、やはり「地元志向」が強いことがわかります。
興味深いのは、香川298名に対し、岡山362名と岡山出身者の方が多いことです。
これは、後期入学者をはじめ、志望校を岡山大学や広島大学、あるいは神戸大学等の前期で考えていた受験生が、
流れてきた可能性が考えられます。
以上から、地元香川大学の動向を見ても、
当分は、
国公立志向・地元志向・理系(資格)志向の流れは、
変わらないどころか、ますます強くなると思われます。
ですから、この流れに沿った進路、志望を考える人は、それなりに今から準備が必要ですし、
逆にこの流れの逆を考えている人は、受験の難易度が下がることも予想されます。
入試の形式は、
AO・推薦入試や、私立のセンター利用、私大の多種多様な方式、
センター試験における理科社会科の成績利用法の変更等、
年々複雑化し、変更されていきますので、しっかり情報を入手しながら準備をしていきましょう!
次回は、受験の難易度や、受験科目、配点比率等についてお伝えする予定です。
今年大学受験生のみなさん、
夏の成果はこの秋から表れ始め、受験真っただ中の1月2月も学力は伸び続けます。
今やっている努力を信じて、最後まで第一志望校を譲らず、あきらめずにがんばってください!