教育プランナーブログ

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香川県のみなさん、こんにちは!

今回は、夏休み宿題の昔からの定番の1つ、「読書感想文」について考えたいと思います。

 

私自身も遠い昔、夏休みの最後の日に泣きながら絵を描いたり、

習字を書いたり、読書感想文を書いた苦い記憶がありますが、

この読書感想文は、私のように最後にとっておくのではなく、

ぜひこの夏の前半に早目に取りかかって仕上げましょう!

どうしても、算数や英語といった教科の宿題をより重要視し優先する傾向がありますが、

自由研究や読書感想文等、

日頃日常ではできない、やらないような学習体験は、とても意義の深いものです。

夏休みは、日常からの脱却の大きなチャンスです!

ですから、生活においても、学びにおいても

普段できないようなことに意識して取り組んでもらえたらと思っています。

 

読書は、非日常の疑似体験でもあります。

本との出会いによって、様々な刺激受けて、

将来への道筋が見えたり、「やる気スイッチ」が突然入ることだってあり得ます。

そんな可能性に満ちた学習活動として、この「読書感想文」を捉えてもらいたいのです。

 

たとえば、私の担当生徒には、ゲーム中毒に似た症状のお子さんもいらっしゃいます。

ゲームのバーチャルな世界で、自己表現を求め、ゲームをクリアしたり、

レベルアップさせることに達成感を見出すお子さんも多くいらっしゃいます。

ゲームでは、平気で人が死にます。

私は、戦争ゲームにはまっているある生徒に百田 尚樹作「永遠の0(ゼロ)」を、

読書感想文の題材に推薦し、読んでもらうことにしました。

この本との出会いで、戦争とは?命とは?等考えさせたかったからです。

 

私は、読書感想文こそ

親御さんも交え、ご家族で取り組んでほしい学習活動だと思っています。

ぜひ、わが子に、あるいは、その生徒さんに

どんな本と、今出会わせたいのか?

真剣に考えて頂き、

本選びに積極的に関与してもよいのでは?と思います。

できることなら、

同じ本を親御さんも読みながら、夕食の時等に、その本について、

意見や感想の交換をしながら、読書感想文作成の過程を共有してほしいです。

その家族間の会話を、感想文を書く際の「材料」としてノートにまとめていくのです。

そして、清書をする前に、この「材料ノート」を読み返しながら、書きたいことをまとめていく。

 

作文力は、文章の構成力や表現力、それ以前に語彙力や文法力等、

たくさんの重要な力が求められますので、一朝一夕で、身に付くものではありません。

当然ながら、今回の「読書感想文」を1つ作るだけで身に付くものではありません。

ですから、

この夏の「読書感想文」は、作文力養成や上手な作文を書くと言うことも大事ですが、

「非日常の疑似体験」として、

家族みんなで取り組んでみてはいかがでしょうか?

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