2017年3月16日
北海道・札幌 『2017年度公立高校入試問題出題分析(社会・理科・英語)』
中3受験生のみなさん、本当に受験おつかれさまでした。
前回に引き続き、トライ北海道エリア教務委員会(宮の沢個別 神山教室長ら)にて、
2017年3月7日(火)に行われました「北海道公立高校入試問題」の出題分析を
掲載いたします。受験された方、来年度受験の方、参考にしてください。
【社会】[難易度…やや易しい]
第4問が2部構成になったのは新しいが、出題形式として戸惑うほどの変化ではなかった。
第1問の小問集合はどれも基本的な語句を問うもので、内容は易しい。
学校裁量問題出題校の受験者で、ここを多く落としているようだと厳しい。
第2問~第4問の各大問についても、平年並みかやや易しい程度の難易度。
資料の読み取り問題や記述の説明問題も今年は解きやすく、易しい。
ここ数年よりも平均点が若干上昇するのではないだろうか。
【理科】[難易度…やや難しい]
第1問は小問集合。基本的な語句を問う問題が多いが、答えにくい問題も混ざっていたため、
意外と得点しにくいか。
第2問~第5問は各分野からの大問。計算を必要とする問の増加や問われている内容が
深くなったこと、完全解答問題が多いことなどが相まって全体的な難易度は上昇。
各大問の内容もオーソドックスとは言い難い内容となっており、各単元を
深く理解していないと解けない問題が多かった。昨年よりも平均点の低下が予想される。
【英語】[難易度…標準は昨年並み~やや易しい、裁量は昨年並み]
第1問のリスニングは15点の配点。内容は問1の(3)が意外と長い文章で、驚いたかもしれない。
問2は鍵となる疑問詞などが聞き取れれば良いのだが、その後の選択肢も選びにくいかもしれない。
問3は例年より若干短く、Questionの内容が聞き取れれば本文が聞き取れなくても
選べる問題もあった。全体としては平年並みの難易度か。
標準問題の第2問は例年通り易しい内容の小問集合。ごく基本的な単語力があれば
容易に解けるが、関係代名詞を用いた並べ替えの問題がここに入ったのは新しい。
標準問題の第3問(裁量問題の第2問)は例年通り短めの文章読み取りと図表読み取り。
難易度は高くない。
標準問題の第4問(裁量問題の第3問)も例年通りの長文。
さほど読みづらい文章ではなく、出題も変にひねられておらず、難しくはない。
裁量問題の第4問も例年通りの出題。長文は文章ひとつひとつが読みにくく、
全体の意味をつかみにくいが、わからない文章を飛ばして読んでも全体の意味は大まかに
把握できる内容。全体の内容が把握できないと解けない設問と、書きにくい記述問題があり難しい。
自由英作文も今年は条件が書きにくく設定されており条件通りの文章を書くのは難しいだろう。
次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながら、
入試傾向をふまえた実戦力を身につけなければなりません。
合格のための現学年総復習・新学年の予習など、新中3生の方は
来年の入試・合格へ向けての新たな第一歩を踏み出していきましょう!
トライでは「自学力」を高め、そうした「実戦力」へ導く教師たち・指導体制が整っています。
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