2024年3月6日
≪札幌・北海道≫『2024公立高校入試問題出題分析(理科)』家庭教師のトライ
中3受験生の皆さん、本当に受験お疲れ様でした!
家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会
【担当“トライさん”神山】から、
2024年3月5日(火)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析
【理科編】
【理科】難易度…昨年よりやややさしい
第1問は小問集合。配点は28点。
基本的な語句を問う問題が多いが少し考えさせられる問題もあった。全体的には易しめのため、ここは手堅く点を取っておきたい。
第2問は生物からの出題。配点は18点。
ニンニクの芽の成長の実験に関する問題で、実験自体は珍しくないが設問は難しめ。
問1・2の説明問題は無性生殖と観察の際の意図を正しく理解できていないと書けない。問3は完全解答で「複製」という語を思いつかない生徒さんは多そう。問4・5はいずれも観察結果をみて正しく分析できないと誤解した解答をしてしまいそうで難しい。
第3問は化学からの出題。配点は18点。
溶解度に関する実験で、第2問同様に実験自体は珍しくないがこちらは設問も普通の難易度。
問1(1)の質量パーセント濃度の問題や(2)の飽和水溶液に見られる現象はさほど難しくない。問2(1)はろ紙の使い方を完全解答で答えるのはどれか一つ忘れていた生徒さんもいそうで、(2)の溶解度曲線は問題の設定を良く読み取った上で、実験で使用した水が50gとグラフの縦軸と異なることに引っかからなければ解ける。問3の水中のイオンのイメージは一部が固体であることを示さなければならず難しく感じた生徒さんも多いだろう。
第4問は地学からの出題。配点は18点。
今年の地学分野からは台風の観測に関する出題。
台風の定義や移動の理由、発生のメカニズム、通過地点付近の天候や風向を正しく理解していないと正答できずすべての問題がかなり難しい(問3は少し答えやすいが)。
付け焼き刃的な知識では得点がかなり難しく、1問も正答できなかった生徒さんも多いだろう。
第5問は物理からの出題。配点は18点。
小球を転がして木片に当てて移動距離を測定する実験で、これも実験自体はよくあるもの。
ただ、エネルギーと仕事に関する理解が正しくないと得点しにくい内容だった。
問1(1)の分力の作図は基礎的内容で、(2)のグラフの書き取りも表を読み取って書くだけなので難しくない。
問2は表から小球の重さ、転がす高さがいずれも木片の移動距離と比例関係にあることを理解して計算しないと解けない。
問3の記述問題は何を書いて良いかわかりにくく書けなかった生徒さんが多そう。
問4の仕事率の問題は仕事の原理と仕事率の計算式がしっかり理解できていれば計算自体は容易だが、ここまでたどり着いた時点で残り時間は少ないはずで焦ってうまく正答を導けないケースも多いだろう。
今年の理科は非常に難しかった昨年よりは取りやすいがそれでも全体的に難しく、得点しにくい科目だった。
全体に共通していることだが、実験や観察の手順と意図を正しく理解しておくことと、実験結果から読み取れる情報を正しく整理し、思考する必要がある問題が多い。普段から丸暗記に頼るのではなく、なぜそういった結果になったのかということを考察するクセをつけておく必要がある。
いかがでしたか?
特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力をつけていかなければなりません。
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