2024年3月6日
≪札幌・北海道≫『2024公立高校入試問題出題分析(社会)』家庭教師のトライ
中3受験生の皆さん、本当に受験お疲れ様でした!
家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会
【担当“トライさん”神山】から、
2024年3月5日(火)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析
【社会編】
【社会】難易度…昨年よりやや難しい
第1問は例年通り小問集合。配点は34点で全体の約3分の1の配点があるのも例年通り。
今年の第1問は例年と比べてやや難しく、完全解答も多かったことから上位層でも取りこぼしが目立ったのではないか。
問5は北海道の入試で毎年出題される北方領土問題。今年はただ島の名前を答えるようなものではなく、北方領土の正しい位置を覚えている必要があり難しかった。
問3と問4の説明問題も少し書きにくく感じた生徒さんが多そう。
第2問は歴史からの出題。配点は22点。
問1の記述と問3の選択問題は難しくなかったが、他は設問で問われていることがわかりにくかったり完全解答が多かったりとかなり得点しにくい。
特に問6のアメリカと日本の戦争の目的として主張したことを説明する問題は指定語句の選択とその使い方が難しくかなり得点しにくいものであった。
第3問は地理からの出題。配点は22点で地理が2部構成になるのはここ数年続く傾向。
Aの問2の記述は資料から書くべきことはわかりやすいが、問3はEUへの加盟と離脱のメリットデメリットを正しく理解している必要があり、完全解答ということからも難しかった。
Bの問1は秋田と大分の食料自給率の違い、および神奈川は東京へ通学や通勤に出る人が多いことから夜間人口が多いと知っていないと解けない。問2の語句は埋めやすいが津波の避難所がどういう位置に必要かはよく考察しないと難しく感じただろう。問3の説明問題は近くに材料の石灰岩が産出できる場所があるからだけでは不足していて、重量についても触れなければならないため、きちんと正答するのは難しかった。
第4問は公民からの出題。配点は22点。
全体的に難しめで得点しにくい問題が並んだ。
図表やグラフからの出題が多いのはここ数年の傾向通りで、資料を読み慣れておく必要があった。
問1・問3は完全解答で全て正しく選ぶのはやや難しい。問2の南北問題の正しい説明や問7の「パリ協定」から取り上げる課題が地球温暖化であることを判断しなければならない問題はうまく書けない生徒さんが多かっただろう。
完全解答の多さや記述の書きにくさで得点率は低そう。
今年は全体的に難しめで問われる内容に浅いものが少なく、深く学んでいないと得点しにくいものが多かった。
また、数年続く傾向ではあるが語句と語句とのつながりを正しく覚えておくことに加え、資料の読み取り能力を鍛えておく必要があり、記述の説明問題の重要性が上がっていることから練習は必要となる。
語句の丸暗記でどうにかなる科目ではなくなった、とも言えるだろう。
いかがでしたか?
特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力をつけていかなければなりません。
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