2013年12月11日
埼玉県 公立高校入試 頻出単元シリーズ!国語・論説文編
こんにちは、家庭教師のトライ 埼玉校です。
「埼玉県 公立高校入試 頻出単元シリーズ」最終回は国語から。
みんなが気になる「論説文の解き方」を解説していきます。
論説文と言えば、受験生に一番敬遠される分野。
言葉は難しいし、文章は長くて意味もとりづらいし・・・。知らず知らず後回しにしていませんか?
しかし国語の中で読解文は重要な得点源。上を目指す限り、避けて通ることはできません。
国語を苦手にしている受験生の皆さんに、声を大にして言いたいこと。
それは、「小説文より論説文の方が解きやすい!」ということです。
小説文は、「登場人物の心情」のように、深く類推しないと解けない問題が多く潜んでいます。
しかし論説文は、あくまで理論的に書かれた文章であり、問題も理論的に作られています。
つまり、「パズルを解くように」組み合わせていくことで、答えにたどり着くことができるのです。
「自分の考え」や「カン」で解ける受験生もいますが、
そういう場合はどうして間違えたのかが分からないので、点が安定しません。
①「言い換え」には要注意!
同じ意味で違う言葉を使っている場合、きちんと紐付けできれば、本文把握に困ることもありません。
論説文において大切なのは、「書いてある材料を使う」ことです。
言葉を抜き出し、組み合わせ、選択肢になっている文章と本文を比較する。
言葉の互換を容易にするためには、語彙力が重要です。
単純に覚えている単語を増やすのではなく、「自分のもの」として使える生きた言葉を増やすこと。
それが結局は、消去法で絞り込んだ選択肢から正解を決定する力になります。
②「段落読み」をする!
ひとつひとつの段落が、その文章の中でどんな役割をしているのか。
段落ごとに一文で要約ができるか。
そうした力が、文章全体を把握・理解することに直結します。
受験はまだ遠い、と思っている中学2年生や1年生、また小学生に覚えていてほしいことがあります。
それは、「読解力は付け焼刃では難しい」ということ。
文法事項を覚えることも、漢字や語彙を増やすこともできます。
しかし読解力は1日2日では身に着きません。
論説文はある程度やり方を身につけることで攻略できますが、
そもそも普段から国語力を鍛えていれば、この時期にあわてることはないのです。
【国語力を鍛えるのに早すぎることはありません。】
本を読むこと。
本がどうしても嫌いならマンガでも良い。
地道に生きた言葉を増やすこと。
それが、国語力に直結していきます。
どうでしょうか。
埼玉県公立の国語を攻略する道筋は見えましたか?
この時期からでも逆転は可能です。
今までやってこなかった分はどこかで取り返さなければならない。
12月からの3カ月弱、国語にしっかりと時間を使って、志望校に一気に近づきましょう!