2011年12月16日
埼玉県 冬休みの勉強法(中学生)
こんにちは、家庭教師のトライ埼玉校です。
今回は前回に引き続き、冬休みの勉強法、中学生編です。
まず一番失敗しやすい勉強法について。この時期になると、
「うちの子はあれも苦手これも苦手。あれもこれもやらなければ」と保護者の方は考えがちです。
これが思わぬ失敗を引き起こす原因です。
実際に、弱点だと思ってやらせてみると、その分野の基礎が気になり、基礎をやらせてみると、
そこも不完全なような気がしてきます。そうなると、「やらなくてはいけない勉強」が雪だるま式に増えてきて、
加えて過去問もしなくては…と、気持ちが焦るばかりになります。
もし、今保護者の方がそのような状態なら、一度心を落ち着けてください。
高校入試は、大学受験とは異なります。
国立大の医学部受験では、センター試験で92%以上の得点が必要です。ほぼ完璧という得点力が要求されます。
苦手な教科はおろか、苦手な単元1つが命とりになります。
ところが、高校受験では、よほど偏差値が高い学校は別ですが、一般的には65%~70%で合格点に達します。
つまり高校受験では、
”得意な範囲で○○点が取れるから、ここは苦手分野だけど□□点が取れればOK”
というような戦略が取れるのです。
”合格最低点+1点”を取るための作戦を考えてください。
もう一つ気をつけていただきたいのが、「苦手な単元ばかりを勉強しない」ということです。
苦手な単元ばかりをやっていると、生徒さんに段々不安感が募ります。その不安感は、得意単元の問題を解くときにも
大きなマイナスに作用します。9月から11月までは、得意単元と苦手単元を1対1ぐらいで学習すべきですが、
これからの冬休みの時期は2対1程度、得意単元をより確実に得点源にする演習を増やしてください。
”ここは大丈夫。この単元も自信を持って解ける”というように生徒自身が自信を高めていく事が何よりも大切です。
今まで真面目に一生懸命頑張ってきた生徒ほど、その重要性が高いと感じます。
冬休みは自信をつける時間に充てて、本番に臨みましょう!
次回は大学受験生の冬休み勉強法についてです。