2018年3月13日
北海道・札幌 『2018公立高校入試問題出題分析(国語)』
中3受験生のみなさん、本当に受験おつかれさまでした。
今回は、家庭教師のトライ・個別教室のトライ北海道エリア教務委員会(神山教室長ら)にて、
2018年3月6日(火)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析を掲載いたします。
続いて今回は【国語編】です。
【国語】難易度…標準・裁量とも昨年が易しかったためそれよりはやや難しいという程度。
*標準問題の第1問:例年通りの小問集合
内容は易しく短めの読解問題も例年通りの難易度。ここは確実に得点したいところです。
*標準問題の第2問(裁量問題の第1問):誤字訂正などの漢字の問題と図表と
短文からスピーチ原稿について考えさせる問題。
ここ数年と同様の出題構成ではありますが、スピーチ原稿について考える量が増え、
配点も例年の5点から8点に増加しています。書くべき内容自体はわかりやすく条件通りに
書くことは難しくないでしょう。焦らず書けば8点を取りきることは十分に可能です。
*標準問題の第3問(裁量問題の第2問)は:小説。
文章量も特に多いわけではなく、設問もやや易しめのものが多いと感じますが、
問4の記述は少し書きにくいでしょうか。
以前の出題によくあった「抜き出す部分を見つけて繋ぐ」のではなく、
文中から心情を推測して書くというタイプの出題。これは昨年の小説とも同様で今後も注意が必要です。
*裁量問題の第3問:論説文。
「換骨奪胎」という漢字の読みの出題には驚かされましたが、意味は分からなくとも
ひとつひとつの漢字の読み方がわかれば正答できたかもしれません。
文章自体はさほど読みにくい内容ではなく、内容を理解するところまでは難しくないでしょう。
問3の記述問題が本文にない例を用いる条件設定となっており、指定語句もからめて表現するには
しっかりとした記述力が必要。一方で問5の記述は本文終盤の内容の要約ともいえる問題で、
以前からよく見かけるタイプのものです。総合的な記述力が問われることになっています。
*標準問題・裁量問題に共通の第4問:古典。
わかりにくい語句も混ざってはいましたが、飛ばして読んでも大筋は捉えられ、
正答を出すことは可能。文章のおおまかな内容理解ができれば解ける問題でした。
全体として、出題傾向は標準問題・裁量共通とも大きな変化はありませんでした。
一方で本文中から抜き出してまとめる「要約力」よりも自分の考えをしっかり伝える「表現力」と
文章の内容を正しく読み取る「読解力」を求める出題が多くなりました。
特に「表現力」は配点が増加しており記述の練習は必須です。
難易度は、標準・裁量とも昨年よりはやや難しいという程度で、
国語:標準問題平均点34~35点と予想します。
国語:裁量問題平均点37~38点と予想します。
次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながら、
それを本番で使えるように、入試傾向をふまえての実戦力を身につけていかなければなりません。
さあ!希望溢れる春です!
合格のための現学年総復習・新学年の予習、日々の勉強の習慣付けなど、
特に新中3生の方は来年の入試・合格へ向けての新たな第一歩を踏み出していきましょう!
トライでは「自学力」を高め、そうした「実戦力」へ導く教師たち・指導体制が整っています。
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