2018年3月14日
北海道・札幌 『2018公立高校入試問題出題分析(理科)』
中3受験生のみなさん、本当に受験おつかれさまでした。
今回は、家庭教師のトライ・個別教室のトライ北海道エリア教務委員会
(神山:宮の沢教室長、梅津:家庭教師プランナー、畠山:専属プロ教師ら)にて、
2018年3月6日(火)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析を掲載いたします。
続きまして今回は【理科編】です。
【理科】難易度…昨年が難しかったですが、今年も昨年同様に難しい。
*第1問は小問集合。
基本的な語句を問う問題が多く得点しやすいです。
ここで得点を取っておかないと他で取りにくいため苦しくなったことでしょう。
*第2問は気象からの出題。
実験そのものはわかりづらくもないですが、問1以外はこれまでの過去問レベルと
比較してかなり難しいです。湿度の計算式の意味を正しく理解できている必要があるほか、
温暖前線付近に分布する雲の順序と名称、高度まで理解できていないと正答できないため、
かなり得点しにくかったことでしょう。
*第3問は化学からの出題。
こちらも実験そのものはよくある実験ですが、表に与えられている情報の読み取り能力が必要で
難しいレベルです。
ただ、問1の(1)(3)は取りやすく、ここは確実に得点しておきたいところです。
*第4問は生物からの出題。
刺激の伝達時間の測定という実験そのものはよく見かけるものです。
問1と問2(1)は易しいですが、その先の刺激の伝達時間の計算問題はやや難しいレベルです。
実験結果から得られた情報を正しく分析する必要があります。
*第5問は物理からの出題。
浮力の実験ですが、食塩水を用いたものはやや珍しいです。問題文中に一言書かれた
「立方体」というワードに気付き、かつ表からの情報を正しく読み取れなければ
正答が出ない問があり、そこをクリアできて、分力の仕組みを理解できていれば得点はできるでしょう。
全体として、昨年と比べると実験そのものは見覚えのあるものが多かったですが、
しかし一つ一つの問が深い内容を問われていて、かつ完全解答問題が多く出題されたため、
昨年同様に難易度は高いと言えます。昨年大幅に低下した理科の平均点ですが、
今年も同様になることが予想され、理科:平均点25~26点と予想します。
次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながら、
それを本番で使えるように、入試傾向をふまえての実戦力を身につけていかなければなりません。
さあ!希望溢れる春です!
合格のための現学年総復習・新学年の予習、日々の勉強の習慣付けなど、
特に新中3生の方は来年の入試・合格へ向けての新たな第一歩を踏み出していきましょう!
トライでは「自学力」を高め、そうした「実戦力」へ導く教師たち・指導体制が整っています。
学習無料相談・学力無料分析は、トライ:0120-555-202 (9:00~23:00受付)までお気軽にお問い合わせください。
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