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中3受験生の皆さん、本当に受験おつかれさまでした。

家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会【担当“トライさん”神山】から、

2022年3月3日(木)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析【国語編】をお送りします。


【国語】

難易度…昨年の標準問題と裁量問題の中間程度。

入試制度が変わり1年目の入試。国語には毎年欠かさず出題されてきた論説文の出題が無くなるという非常に大きな変化があった。

第1問は小問集合。文法問題がここに組み込まれるのも例年通りで、全体的に易しい問題。

問1~4はごく易しい。

問5の手紙の問題で「頭語」「時候の挨拶」という語句は知らない生徒さんが多いだろうが、「安否の挨拶」ではないことがわかりやすいため容易に推測は出来る。

問6には過去に出題されがちだった短めの読解問題に代わり、メッセージアプリのような構成の対話文の読解。設問は平易で得点しやすい。

第2問は小説。配点が例年より大きく増加して40点。今年の入試の一番の山場となった。

文章量が問題用紙2ページちょうどとなり、例年より約0.5ページ分の増加。

文章そのものは読めばスッと内容が頭に入るようなもので読みやすい内容で、設問には過去の裁量問題に見られるような難問はなく、難易度としてはさほど高くない。

設問としては問1~4は易しめ。

問5の60字の記述は直後の数文をまとめるだけで、うまくまとめられず満点を取れずとも中間点を取るくらいは易しい。

問6は落ち着いて考えられたなら難しくはないが、ひっかけが多く注意は必要だった。全て選べという問題なので一つでも引っかかると得点できない。

問7の80字の記述はどのあたりのことをまとめると良いかは探しやすい。80字という字数は長く感じるかもしれないが、書きたいことを削りすぎなくても埋められるという意味では難しいものではなかった。配点が10点と大きいので、中間点がどれだけ取れたかが鍵。

第3問は古文だが出典が漢文のため非常に読みにくい。全体的に難易度が高く得点しづらい内容。先に問3の図に目を通すとかなり解きやすくなるものだった。

問1は古文にありがちな人物のセリフがどこまでか答える問題。解き慣れている人なら易しい。

問2は返り点のルールを正しく理解できていないと正答できず、難しく感じた生徒さんは多いだろう。

問3は本文と照らし合わせて穴埋めをする選択問題。この図を見れば話の大まかな流れはわかるため、先に目を通しておくのがポイントだった。この設問自体も易しめ。

問4は本文の内容から自分の意見を述べさせるもの。話がわかれば記述自体は簡単だが、話の内容を正しく抑えるのはなかなかに困難。うまく書けない生徒さんも多かっただろう。

第4問は実用文からの出題。文章量はさほど多くなく内容の理解もしやすい。

問1は発言の内容の説明で、易しい選択問題。

問2は話し合いの内容をまとめる問題で、(2)は制限字数が105字と非常に多く、昨年と並び過去最長。ただ、他の大問の設問と共通ではあるが、まとめるべきポイントを見つけるのは難しくなく、内容を理解するまではやさしめで表現力勝負となった。今後は長文記述系の表現力の強化は必須と言えるだろう。

全体として、文章そのものはここ数年の傾向通りに読みやすくなっており、「記述力」「表現力」に重きを置くようになっている。

次年度以降の入試に備えるためには読解力もある程度必要だが、それ以上に要点をまとめて自分の考えを表現できる力を訓練すると良いだろう。



いかがでしたか?

特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力を身につけていかなければなりません。

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