2023年3月3日
≪札幌≫『2023公立高校入試問題出題分析(社会)』家庭教師のトライ
中3受験生の皆さん、本当に受験お疲れ様でした!
家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会
【担当“トライさん”神山】から、
2023年3月2日(木)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析
【社会編】をお送りします。
【社会】難易度…昨年よりやや易しい
第1問は例年通り小問集合。配点は34点で全体の約3分の1の配点があるのも例年通り。
昨年の第1問は得点しにくい問題も多かったが今年は基本的な内容を問うものばかりで易しめだった。
問5は北海道の入試で毎年出題される北方領土問題。今年は島の名前を答えるだけなので易しかった。
問2と問6の説明問題は少し書きにくいが、教科書通りの内容のため難しくはなかった。
第2問は歴史からの出題。配点は22点。
問6は近代史に関して深い理解がないと難しいが、それを除くと問われている内容は基本的なことが多く、解答しやすいが完全解答の問が多く得点しきれない生徒さんは多かっただろう。問5の説明問題は昨年と比較すると資料の読み取るべきポイントが明確で易しくなっていた。
第3問は地理からの出題。配点は22点で地理が2部構成になるのはここ数年続く傾向。
地理は完全解答の問題が減少した分だけ得点しやすくなっている。
Aの問1はアメリカと中国の農業的特色を正しく把握している必要があり少し難しいが、他は基本的な問が多く、説明する問題も資料から読み取りやすい内容だったためさほど難しくはなかった。
第4問は公民からの出題。配点は22点。
難易度は平年並みで基本的な知識がしっかりあれば得点はできる。
図表やグラフからの出題が多いのはここ数年の傾向通りで、資料を読み慣れておく必要があった。
問6の説明する問題は所得格差に関する正しい知識が必要で書きにくかったと思われる。
全体的に、数年続く傾向ではあるが語句と語句とのつながりを正しく覚えておくことに加え、資料の読み取り能力を鍛えておく必要があり、記述の説明問題の重要性が上がっていることから練習は必要となる。
語句の丸暗記でどうにかなる科目ではなくなった、とも言えるだろう。
いかがでしょうか?
特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力を身につけていかなければなりません。
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