2011年6月9日
石川県 部活動を引退する生徒さんに考えてほしい事
1学期も夏休み前になると、部活動の引退の時期が近づいてきます。最後の試合に敗れてしまった時に考えてみてください。
「自分は勝つことを目標に真剣に勉強してきたか」
「試合までたくさんの時間が残されていたのに、だらだらと時間を過ごすことはなったか」
「勝つために必要なことをしっかりやってきたか」
もし、これ以上できることはもう何もない、そう思えるところまで練習した、できることはすべてやったと答えることができるならば、後悔はないはずです。むしろ心の中には、中学時代に夢中で打ち込んだことに対する満足感と、充実感があふれてくるでしょう。
一方、もっと一生懸命やっておけばよかった、あれをしておけばよかった、まだまだやれることはあったと、反省点ばかり心に浮かんでくるのであれば悔しくて仕方ないはずです。
後悔する負け方だけはしてほしくないと思います。たとえ負けたとしても、これだけやったんだから悔いは無いと思えるくらい、頑張ってほしいと思います。
勉強も同じです。
新研究をすべき時に、漫画やゲーム・DVD鑑賞に夢中になって、点数が取れなかった。勉強をしないでテストを受けて、点数が伸びなかった。テストの日程が発表されたのに、どうせできないと言って勉強しなかった。これではできなくて当たり前です。
RPGゲームにはまっていると、夢中になって深夜まで時間が取られてしまい、結果、実力より2ランクも下の学校しか狙えなくなることだってあります。ゲームに時間が取られると、通常の授業も集中力が欠けてしまうからです。インターネットを何時間も見ていたり、友人とのメール(女子生徒に多いです)に明け暮れていたりすることも同じです。
部活動が終わったあとは、勉強へとしっかり切替えを行いましょう。志望校やテストの点数を新たな目標として設定してください。
夏を制する者が受験を制します。夏休みの5週間余りをどう過ごすか、どういう意識で過ごすかで、秋以降の成績の伸びは全然違ってきます。「英語は長文をじっくりやる」、「数学は1次関数をしっかり理解する」など、夏休みにしかできないことを具体的にしておくことも大事でしょう。本屋さんには、夏休み向けの問題集がずらっと並んでいます。分野別のもの、1・2年の総復習のもの、取り組み易い薄いもの、見やすい単語集・熟語集など。夏休みに何をしていいかわからない生徒さん・親御さんは、一度大きい書店の受験参考書コーナーに足を運んでみてはいかがでしょうか。やるべき具体策のヒントがたくさんあります。