2011年11月9日
埼玉県 中学入試⑪問題集の使い方
塾に通っている人は、塾で用意されたテキストやプリントを中心に勉強していると思います。
塾に通っていない人は、どのようにしてテキストを使えばいいのでしょうか。
また、塾以外でテキストを使用する場合は、どのようなものを使えばいいのでしょうか。
今回は、そのポイントについて書いていきます。
①今の学力レベルに合わせてテキストを選ぶ
「どのように勉強する」ということも大切ですが、「何を使う」というのも非常に大切な要素です。
これから中学受験を始める、という人がいきなり難解なテキストを使っても挫折してしまいます。
かといって、簡単な問題をひたすらこなしても力はつきません。
今の学力レベルに合わせて、必要なものを用意することが大切です。
②志望校のレベルに合わせて選ぶ
テキストによって、難易度は様々です。
中堅レベルの中学に進みたいのに難関問題集にひたすら取り組んでも、前に進まないばかりか
練習量もこなせなくなってしまいます。中学受験において、全ての問題を完璧に習得するというのは非常に難しいことです。
必要のない部分まで勉強するよりも、最低限固めなくてはならない部分を復習する方が結果も出ます。
最難関校レベルに対応した問題集が誰にとっても最適だとは限らないのです。
③状況に合わせて選ぶ
問題集によっては、テキスト形式のものもあれば1問1答のような問題集もあります。
初期に関しては知識チェックのようなテキストも有効活用できます。
対して、受験が近付いてきたときには、実践問題を解いて知識をつなげ、広げていく作業が必要です。
また、過去問も最低5回は解いておきたいところです。
自分の状況を見ながら、適切な問題集を使用することで学力が向上します。
みんなが使っているから、とか評判がいいから、という理由ではなく、
自分に合った問題集をきちんと選んで適切な対策をとりましょう。