教育プランナーブログ

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こんにちは、家庭教師のトライ埼玉校です。

小学生から中学生になると”算数”が”数学”に変わります。

同じ数を学ぶ学問ですが、その中身には大きな違いがあります。

今回はこの2つの差についてみていきましょう!

 

算数から数学に変わることで主に”具体的”から”抽象的”なものに内容が変化します。

 

数学になって初めて登場するのが”マイナスの概念”です。

れによって”数の世界”が広がります。

マイナスという言葉は身近に気温などで広く使われています。

その為、経験的にマイナスの意味はなんとなく分かりますが、

(-3)×(-2)のような計算は、やり方(計算方法)が分かったとしても

具体的に意味を理解しにくいのではないでしょうか?

 

”正負の数”が終わると、次は”文字と式”に入ります。

 いろいろな数量を文字を使った式、”文字式”で表すことになります。

最初は、文字式の書き方のルールを勉強します。

具体的には、

(1)×の記号を省略する。
(2)数字と文字の積では数字を文字の前に書く
(3)文字はアルファベット順に書く
(4)÷の記号は省略し分数の形で書く
(5)係数が1や-1のときは1を省略して書く

等々。

 

たくさんのルールがあります。 これ自体は暗記すればなんてことはありません。

初めのうちは間違えてしまうことがあると思いますが、類題を数多くこなしていくうちに間違えなくなります。

 

問題は”文字式”を使った文章題です。

これは次の単元の”方程式”の文章題を解くうえでも重要になります。

数学の問題は抽象的な問題やイメージしにくい問題が出てきます。

 

例として、5cmの長方形をのりしろを1cmにしてつなげていく問題があったとします。

今までの算数の問題ならば10枚つなげたとき端から端まで何cmになるか?

というように具体的な紙の枚数が問題に入っていますが、

数学の問題になると”n枚”つなげたときの端から端までの長さを文字式で表せという問題になります。

 

この問題になると定期テストでも正答率が格段に低くなります。

入学当初の中1の1学期の中間テストや期末テストは正負の数や文字と式などが大体の範囲なので

学年全体の平均点が比較的高くなる傾向があります。 しかし、”文字式の文章題”や”方程式”が

試験範囲になる2学期の中間テスト位から学年全体の平均点が下がります。

 

この最大の原因は”抽象的な問題”が出ること、”文章題”がたくさん出てくることです。

いわゆる論理的な思考が求められるということです。

その為、ある程度早い段階でこの”文字式”の扱いに慣れておくことが中学校での数学の授業で

つまずかないための一つの指標となるでしょう。この3月に中学生になる前に

この論理的思考力を身につけ、数学のスタートダッシュを切りましょう。

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