2011年7月7日
石川県 記述問題対策について
今年の5月に石川県教育委員会から発表された入試情報に、「小論文、作文の廃止」があったことは先日述べました。
小論文・作文が廃止されるにあたって、小論文・作文の記述的要素は5教科の試験問題に引き継がれ、記述式問題が増えるという発表もありましたね。
今回は記述式問題の対策についてお話しようと思います。
記述式問題で大切なことは、「決められた量」で「求められている情報を全て書くこと」です。
記述式問題は選択問題や一問一答と違って採点が難しく、演習が難しいと思われがちですが、ポイントを押さえれば難しいことはありません。
記述問題の採点基準は「キーワードが入っているか」「正しい日本語になっているか」です。
どんなに正しいキーワードをつかっていても、全体を通して日本語として成り立っていなければ点数にはなりませんし、逆にどれほど上手な日本語を書いても重要なキーワードが全く入っていなければ点数はもらえません。
また、いくつか求められているキーワードがあった場合は、1つでも欠けていれば減点の対象になります。
ですから、問題文をよく読んで問題作成者が何を書いてほしいと思っているのかを考え、分かっている情報を「全て」「正しい日本語で」書くことが大切になります。
文章を書くということは一朝一夕にはできませんから、この夏休みに、たくさん文章を書いてご両親や家庭教師に添削してもらい練習を積み重ねることが重要です。