2011年11月10日
石川県 大学入試:社会(世界史・日本史・地理)
今回は社会についてお届けします。
まずは受験科目選択の中心となる、世界史・日本史・地理についてです。
≪世界史≫
日本史も含め、歴史において最も重要なのは、時代の流れを掴む事です。
流れを学習する上で、最も適した教材は教科書と資料集(年表)です。
まずは年表と照らし合わせながら教科書を通読することから始めて下さい。
また、文化史の学習においては、ただ人名と作品名を丸暗記するのではなく、
政治や経済・社会の動きとも結び付けて理解を深めておく事がポイントです。
そうする事で、他分野との連動が生まれ、より知識が定着しやすくなります。
センター試験出題傾向として、正誤問題が非常に多く出題されています。
正誤問題を攻略するには、問題集や過去問を活用し、各選択肢について
どこが誤っているのかを1つ1つ丁寧に確認していきましょう。
その際、分からない所はその都度教科書に戻って確認する事が必要です。
地道な作業ですが、これを繰り返す事で正誤問題には強くなれます。
≪日本史≫
全範囲からまんべんなく出題される傾向があり、学習範囲は非常に広くなります。
特に近現代は配点が高くなっており、特に注意が必要です。
世界史同様、流れを掴む事が重要です。
教科書の通読・年表の確認は学習を始める初期段階で取り組んでおきましょう。
細かい用語の暗記は、ただ言葉を覚えるだけでは試験の際役に立ちません。
物事の因果関係を押さえる所まで意識して暗記する事が必要です。
出題の傾向としては、年代整序の問題が毎年出題されています。
重要な出来事の年代は、細かい所まで確実に暗記しておきましょう。
また、史料から読み取る問題もよく出題されます。教科書・資料集に掲載されている
建造物・仏像・絵図等の確認、作者・時代の暗記は行なっておきましょう。
≪地理≫
近年、複数の地域・分野にまたがる融合問題の出題が増えている傾向があります。
全地域・分野についてまんべんなく学習しておく事が必要です。地形図の出題は、ほぼ毎年あります。
加えて統計図等の資料を読み取る問題も多く出題されるので、写真や図、統計資料は一通り確認しておく必要があります。
教科書で確認後、実際に資料分析の力をつける為、過去問や問題集で演習すると良いでしょう。