こんにちは、家庭教師のトライ新潟校です。



長く続いた残暑がやっと終わり、
急に秋らしく…を飛び越えて、一気に冬の気配が感じられるようになりました。
最低気温が約8℃以下の日が続くと、紅葉の色づきが進むと言われています。
新潟県でも今月末には各地できれいな紅葉が見られるでしょう。楽しみですね。

さて、高校生のみなさんは秋の模試ラッシュですね！
来月11月上旬には「ベネッセ（進研）模試」が予定されている学校もあります。
ベネッセ（進研）模試は全国の高等学校3000校、約45万人が受験する全国最大規模の模擬試験です。
合格可能性判定は受験生の成績に応じ、
A=80%以上、B=60%以上、C=40%以上、D=40%未満　の四段階。
全国平均正解率が10％程度の応用問題から、80％程度の基礎基本問題まで幅広く出題しているため、
難関国公立大から私立大まで、志望校合格に必要な学力の定着状況が確認できます。

高校生の皆さんに模試に関して聞くと、
「面倒くさい…」
「学校が受けろというので仕方なく…」
なんて声が聞こえてきますが……なんてもったいない！
今日は模試を受ける「目的」について再確認しましょう！

模試の目的その１
現状の把握
模擬試験（模試）の目的というと
大学入試に向け、志望大学の合格可能性（判定）を確認するため
というイメージが強いので、
大学受験がまだ先の高校1年生・2年生にとってはあまりピンとこないかもしれませんが、
実は受験生でない皆さんにとっての模試は、
自分が今どのくらい学校の授業を理解できているかを把握するため
に、とっても重要なものなんです。

解けない問題や苦手な単元が見つかった場合、
いまの時点で対策をして克服しておくのと
いざ大学受験！となった時に対策を取ろうとするのとでは
必要な時間も労力も大きく異なってきます。
また、単元の多くは体系的につながっているものです。
ある単元が抜けてしまったり、理解できないまま放置してしまったりした結果、
そこからつながる単元も丸ごと分からない…なんて恐ろしい事態にもなりかねません。
未来の自分のためにも、模試で現時点での理解度をきちんと把握し、
見つけた苦手は早めにやっつけてしまいましょう！

模試の目的その２
試験に慣れる
試験の雰囲気に慣れていないと充分に実力が発揮できないことがあります。
その試験が大学入試となればなおのこと、プレッシャーもずっと大きくなるでしょう。
家では解けていたのに、テスト形式になると途端に解けなくなってしまう…
そんな方は特に、模試を受けることで試験の雰囲気に慣れることが重要です。
「慣れる」には、「繰り返すことにより、それが当たり前のことになる」という意味があります。
何度も模試を受け、試験の緊張感を当たり前のものにしていきましょう。

ベネッセ（進研）模試は、学校が準備してくれた貴重な機会です。
今後の学習に活かすことができるよう、しっかり集中して受験してきてくださいね！

おまけ
模試の対策は必要？
前述のとおり、模試は「現状の把握」が目的ですので、
模試に向けて特別に対策をとるということはあまりおススメしていません。
むしろ直前の対策で点数がとれたことに安心してしまって、
身についていない単元がそのまま見過ごされてしまうことの方が心配です。
模試の問題はその時期に応じて、高校の授業で扱う内容をもとに作られていますので、
授業で習った内容を確実に理解しておくことがそのまま対策になります。
模試対策よりも日々の授業にしっかり取り組みましょう。

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