2013年10月14日
埼玉県 中学受験の傾向と対策~国語編~
こんにちは!
家庭教師のトライ 埼玉校です!
今回のテーマは【埼玉県 中学受験の傾向と対策~国語編~】です!
前回は社会をお送りしました。
今回は第2弾!中学入試の国語についてお伝えしたいと思います。
国語は以下の4つのジャンルに分類されます。
1 論説文(説明文。筆者の主張を伝える文)
2 物語文(小説などストーリーのある文)
3 要約・作文(自分で表現する)
4 漢字・ことわざなど
ジャンルによって必要とされる力は異なります。
1つ1つ見ていきましょう!
1 論説文
<「筆者が言いたいこと」を常に意識する>
論説文は難しい言葉や専門用語で書かれている場合があり、取り組みづらいと感じるかもしれません。
まずは、その文章を通して「筆者が何を伝えたいのか」を考えてみましょう。
「筆者の伝えたいこと」は「結論」にあたるので、文章の最後をきちんと読むことがコツになります。
また、大事なことは「しかし」「だから」など、接続詞と呼ばれる言葉の後ろに続いて
書かれることが多いため、注意しましょう。
2 物語文
<書かれていないことを読み取る>
小説はストーリーがあるので、論説文に比べ、読みやすいと感じるお子さまも多いのではないでしょうか。
しかしこれが思わぬ落とし穴です。
読みやすい分、「自分だったら」という前提で読んでしまうことが多くあります。
物語文において先入観は禁物。
ヒントはあくまで登場人物の言葉、行動、そして地の文の比喩表現です。
そうしたヒントを丁寧に拾うことで、登場人物の心情など、直接言葉で書かれていないことを
読み取る力が求められるのです。
3 要約・作文
<起承転結>
今度は自分で文を作らなくてはいけません。
といっても難しく感じる必要はなく、「与えられたテーマ」から「自分なりの結論」を先に設定します。
そしてテーマ(問題提起)から結論まで、自分が何を考えてそう思ったのか、
道筋をひとつひとつ丁寧に書いていきます。
慣れないうちは、箇条書きにして文を組み立てる訓練をするとやりやすくなります。
最後に、初めに設定したテーマに対して、結論がきちんとその答えになっているのかを
確認すればできあがりです。
4 漢字・ことわざなど
<実践力>
新しい漢字やことわざをひたすら覚えれば良い、と考える方が多いのですが、
そんなことはありません。新しい漢字が出てきたら、どんな熟語に使うのか、
どんな場面で使うのかというところまできちんと覚えましょう。
ことわざも同じです。目新しいものをどんどん覚えていっても、身に着くことはありません。
覚えたものはきちんと繰り返し例文に使ってみるなどして、実践力を伴った定着をさせるようにしましょう。
国語というと「どんなふうに勉強すれば良いのか分からない」という方が多くいらっしゃいます。
他の教科に比べて「何を求められているのか」が見えづらいのが国語の特徴です。
とくに中学受験を目指す小学生にとっては、点数の上げ方が一番見えない教科ではないでしょうか。
逆に、国語の勉強をしっかりとすることで「求められていること」を察する力がつけば、
それは他の全ての教科や面接にも応用することができます。
「やり方が分からない」などと敬遠することなく、国語に地道に取り組むことは重要です。
トライでは、国語にも対応しているプロ講師も多数在籍しています。
自分ではなかなか道筋をつけられない国語の学習も、
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